
Xiaomiからゲーミングスマホかぁ。え、2種類あるの?

うん。2種類あるね。
Pro版はディスプレイが豪華だよ。
Black SharkはXiaomiのゲーミングサブブランド
Black SharkはXiaomiのゲーミングスマホブランドで、Fortniteで有名な世界最大のゲーム会社Tencentとコラボして、これまでも多くのスマホゲーマーを虜にしてきました。今回発表されたのは、Snapdragon 865搭載のBlack Shark 3・3 Proの2種類です。
今回から、Snapdragon 865搭載ということもあり、5Gに対応するようになりました。
無印版とPro版はぱっとみ似たように見えますが、ディスプレイ性能を中心にPro版のほうが性能が上ですが、もちろん価格も上昇します。
ゲーミングスマホについて知らない方のために簡単に説明すると、アクセサリーを合体させることで物理ボタンを増やせられるスマホなのです。
ワクワクしてきましたか?
Black Shark 3はゲームに特化したスマホだ
スペック一覧は後程紹介するとしてここでは、このスマホをゲーミングスマホたらしめている部分を見ていきます。
Pro版はLRボタン搭載

ご覧の通り、Pro版には4つの物理ボタンが追加で存在します、この左右両端のボタンがPro版のみ搭載となっています。このポップアップ式トリガーがPro版最大の特徴で、空気トリガー式なため、ゲーム機のような快適な触感が手に入れられることでしょう。これでスマホゲームの銃撃等を行えば、快適すぎますね。なお、30万回はへたらず使用できるそうです。LRボタンのあるスマホとか、強すぎでは?
なお、この物理ボタンというのは大きなメリットです。vivoのiQOO 3 もLRボタンがありますが感圧式ボタンなので、ゲームの快感はあまり得られないでしょう。(詳しくは、別記事「iQOO3 は最強コスパ」にて)
残り2つの物理ボタンは、ショートカットボタンです。ゲームモードへの移行や戻るボタンなど設定できます。これは無印版にもついています。ゲーミングスマホにはあると便利ですね。
ちなみにAndroid 10ベースのMIUI 11をさらにゲーミング用に再開発したJOY UI 11により、この物理ボタンを各ゲームごとに設定することを可能としました。
豊富なアクセサリーで優位に立つ

ゲーミングスマホならではの豊富なコントローラも利用可能です。
Black Shark Pro版ではLRボタンだけでしたが、この外付けコントローラーを合体させれば、〇△□×ボタンやスティックまで増やすことが可能です。このコントローラーにがL1だけでなくL2まであるので、さながらPS4のコントローラー「Dual Shock4」です。最高ですね。
これを付けた状態で常にゲームをするのであれば、Pro版でなくてもよさそうです。
ほかにも様々なアクセサリーがあり、特にゲームにおいて重要なのは、外付けクーラーと、背面磁気脱着型充電ケーブルです。
外付けクーラーは元々冷却性能は高いですが、空冷によりさらにチップセットの発熱を抑え、CPU・GPU性能を向上させられます。

背面磁気脱着型充電ケーブルは充電速度が65Wから18Wに減少しますが、このように背面から充電することが可能なので、ケーブルがゲームプレイの邪魔することはありません。これは長くゲームをするならば充電は必須なので便利です。
ただ、今のところアクセサリーは同じくゲーミングスマホのZTEのNubia red MagicやASUSのROG Phone系列のほうが多いです。価格を見ていきます。

このように手に取りやすい価格なのもうれしいポイントです。さすがXiaomi!!
対称的なデザイン

ゲーミングスマホなので、ゲームをやるために特化されています。なので、ゲームプレイの邪魔になるノッチやパンチホールはなく、完全に長方形なディスプレイとなっています。
それだけでなく、カメラの位置も特徴的にし左右対称になっています。このようなデザインは独特で珍しいですね。このでっぱりも持ちやすさの為でしょうか。
このゴテゴテしたデザインは好みが分かれそうですが、ゲーミングPC・ゲーミングスマホはこういうものなのです。
Black Shark 3 ・Black Shark 3 Proのスペック・対応バンド・価格
ここからはスペックや対応バンドを見ていきます
Black Shark 3 ・Black Shark 3 Proのスペックと違い
このようなスペックとなっています。5G三本柱である「WiFi6、LPDDR5、UFS3.0」に対応しており、5G時代の最速な通信を堪能できます。
ゲーミング以外の点でもなかなか性能もよく、特に超広角カメラがよくコストカットされ搭載される800万画素のものではなく、1300万画素となかなかきれいです。最高ではないか。なお、Micro SDカードスロットはないので、自分の欲しい容量に合わせて買うべきでしょう。
無印版とPro版の違いは以下の3つです。
このような違いがあります。Proか無印版の違いは結構ありますね。プロゲーマーと自認する方はPro版のほうがおすすめです。ただし、重くなりますよ。ディスプレイサイズも7インチと超巨大です。大画面でプレイできますね。
Black Shark 3 ・Black Shark 3 Proの対応バンド
4G対応バンド
Black Shark 3 | Black Shark 3 Pro | docomo | au | Softbank | ||
---|---|---|---|---|---|---|
700MHz帯 | バンド28 | – | – | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎 |
800MHz帯 | バンド18 | – | – | – | 超重要、田舎 | – |
バンド26 | – | – | – | – | ||
バンド19 | – | – | 超重要、田舎 | – | – | |
900MHz帯 | バンド8 | 対応 | 対応 | – | – | 超重要、田舎 |
1.5GHz帯 | バンド11 | – | – | – | △ | △ |
バンド21 | – | – | △ | – | – | |
1.7GHz帯 | バンド3 | 対応 | 対応 | △(東名阪) | – | △ |
2.0GHz帯 | バンド1 | 対応 | 対応 | 超重要 | 超重要 | 超重要 |
2.5GHz帯 | バンド41 | 対応 | 対応 | – | 高速通信用 | 高速通信用 (注意) |
3.5GHz帯 | バンド42 | – | – | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用 |
4G対応バンドの詳細については別記事「実践編:対応バンド表」、「理論編:対応バンド表」をご覧ください。
5G対応バンド
周波数帯 | バンド | Black Shark 3 | Black Shark 3 Pro | ドコモ | au | SoftBank | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Sub6 | 3.7GHz帯 | n77 | – | – | – | ○ | ○ | ○ |
n78 | 対応 | 対応 | ○ | ○ | – | – | ||
4.5GHz帯 | n79 | 対応 | 対応 | ○ | – | – | – | |
ミリ波 | 28GHz帯 | n257 | – | – | △ | △ | △ | △ |
5G対応バンドの詳細については別記事「5G対応バンド表:SoftBankが微妙」をご覧ください。
このような、対応バンドになっています、5G対応バンド表でも述べましたが、ここでも、4G対応バンドがSoftBankがプラチナバンドも対応ですが、5Gはソフトバンク非対応です。本当にSoftBankのn77非対応はSIMフリースマホ愛好家達には痛手ですよ。
対応バンドから素直にグローバル版・日本版の投入を待ったほうがいいでしょう。
Black Shark 3 ・Black Shark 3 Proの価格
このような価格になっています。さすがコスパのXiaomiということで、ものすごく安く仕上がっています。ただ、Pro版は2万円近く値上げされますので悩みどころですね。追加の物理ボタンと2K+ディスプレイに価値を見出すか否かです。
中国版がすでにAliExpressで発売されているのでご利用ください。無印版が約6万円、Pro版が約9万円から販売していました。なかなかお買い得ですね。
デザインが嫌ならXiaomi Mi 10がおすすめ
このゲーミングっぽいデザインが嫌なのであれば、実はXiaomiのフラッグシップスマホである「Mi 10シリーズ」にもBlack Sharkのアクセサリーを合体することができるんですよ。磁気脱着型充電ケーブルが使えないくらいです。外付けクーラーやコントローラーは合体させられます。筆者はXiaomi mi 10のデザインが好きなのでこちらを使いたいですね。詳しくは以下の記事をご覧ください。
型落ちのBlack Shark 2が3.8万円!!安すぎー。
予想通り、型落ちとなったBlack Shark 2が安くなっていました。Ali Expressで2020年3月4日現在コントローラー付きのグローバル版が約3.8万円でした。結構安いのでは?ちなみに対応バンドはSoftBank回線でのみプラチナバンド対応です。
別にSnapdragon 855や5G非対応でもいいのであれば、こちらのスマホでもいいでしょう。最新の販売価格は販売サイトでご確認ください。にしても安いですね。