
楽天モバイル繋がらないんだけどぉ。

簡単につなげることができるよ!
基本的な回線開通方法を書いたので応用して使ってね。
Android端末の楽天モバイル回線開通の基本原理

まずはAndroid端末での回線開通の基本的な行動原理を見ていきます。iPhoneについては後でのべますので、基本的にAndroidでの話で進めていきます。まず、常識的な話ですが、OSアップデートで最新版にしておいてください。その前提のもとで話を進めていきます。
なお、対応バンドや楽天モバイルについては既に別記事で詳しく述べているので参考にしてください。
第一段階「自宅で運試し」
第一段階はSIMを自宅で入れるだけです。これででいる場合はものすごく運がよくとても楽です。楽天モバイル公式で対応を明記しているスマホはまずこれにあたります。他にもGalaxy系などはすんなりいきます。運次第ですね。

①まずは自宅でSIMカードを刺してみます、一般的なnano SIMサイズに切れ目で切り出し、SIMピンは付属しているので自分で用意する必要はありません。
②ここでつながる場合があります!選んだスマホと楽天SIMの相性がいい!ラッキー! 繋がらなかった場合は第二段階に進んでください。

③つながった場合は「my楽天モバイル」と「Rakuten Link」アプリをダウンロードします。
④「Rakuten Link」アプリでSMS認証行い、うまくいった場合は「Rakuten Link」で電話してみましょう。うまくつながればここで終了です。運がいいですね。筆者のGalaxy A51ではすんなりここまできました。ここで、SMS認証ができなかった場合は第三段階に移動してください。
第二段階「APN設定とLTE Only設定」
第二段階は少し手こずる場合です。しかし、そこまで面倒ではないので一緒に頑張りましょう。
①再起動する(以降とりあえずうまくいかなかったら再起動!)
②APN設定を行う
APN設定というとなんだか難しそうに思いますが、そうではありません。
設定>ネットワークとインターネット>モバイルネットワーク>詳細設定>アクセスポイント名>APNに移動します。

そのあと、上の:のメニューから初期設定にリセットし「新しいAPN」をクリックします。
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl,dun |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | PDPタイプ |
この設定画面で以上のように楽天モバイルが公開しているAPN情報をすべて打ち込みます。この際、APNタイプが筆者のPixel 3 XLではdunが許可されていないとでました。

筆者のPixel 3 XLが大手キャリアモデルのSIMロック版だからかもしれません。この場合はdunの部分なしで、「default,supl」にして入力し、:のメニューで保存を選択します。この後、Rakutn.jpを選択します。
②これで繋がればよしとしますが、繋がらない場合があります。筆者のPixel 3 XLはできませんでした。この場合、LTE ONLYにします。
③Google Playで「VoLTE Check」をダウンロードします。CLICK TO KNOWボタンを押し、OPEN PHONE INFORMATIONボタンを押すと、携帯電話情報のページに移ります。ここの、有線ネットワークの種類を設定の項目を「LTE ONLY」にします。これで繋がる場合が多いです。もし繋がらない場合は、再起動などをするとよいでしょう。筆者のPixel 3 XLはそれで繋がりました。3Gバンドは楽天モバイルは全くもって使わないため、このような設定をしたほうが良いようです。
④「Rakuten Link」を起動し、SMS認証を行い、成功するかどうかを試します。成功した場合は成功しない場合は第三段階へ移動してください。
第三段階「楽天回線エリアで試してみよう」

SMS認証は楽天回線エリアでないとできない場合があります。この場合楽天回線エリアに移動しなければいけません。しかし、ここで重要な問題が発生します。まず、楽天回線エリアが超狭いためわざわざそん大都市圏にまでいかなければいけないということです。こんなご時世なので3密は避けたいところですが、筆者は車の免許を取ったので、楽天回線エリアの公園の駐車場に行き、検証していたのですが、3つのスマホすべてが楽天回線であるバンド3を拾いませんでした。(バンド18・26非対応機種はなにも電波を掴まず、バンド18・26対応機種はauローミングエリアとして繋がりました)
ここが最大の問題です、楽天が出しているこの地図の濃いピンク色の部分は楽天回線エリアなのですが、この薄いピンク色(auローミングエリア)との境界に近くではほとんどバンド3を拾いません。その範囲たるや数キロメートル以上なのは間違いなしです。Band 3しか拾わないRedmi Note 8 Proで境界領域をドライブしながら検証もしたので間違いはないです。拾っても一本くらいで、使い物になりませんでした。これには正直がっかりしました。
なので、さらに都会に移動し、スーパーの駐車場に移動したところようやくバンド3を拾いました。どうやら、auローミングエリアのバンドであるB18・26と競合するようで、なかなか電波の弱い楽天回線のB3は拾わないようです。どの電波を拾っているかは、「LTE Discovery」か「my 楽天モバイル」で確認可能です。LTE Discoveryは常時更新でどのバンドを拾っているのかがわかりますが、my 楽天モバイルは下に引っ張って更新しないといけないので、少し面倒ですが、auローミングエリア、楽天回線エリアと文字がでるので初心者にはわかりやすいです。好みで選びましょう。
Pixel 3XLを起動したところ、楽天回線を拾い、SMS認証も可能となり、Rakuten Linkも使えました。しかし、それでも、Rakuten Linkでの通話しかできませんでした。通常の電話での通話はできなかったので、VoLTE化がうまくできていないのだと思います。なお、電話の受信も筆者の端末では可能でした、楽天リンクアプリが即座に起動し電話ができるようです。このように問題は感じないので、筆者はVoLTE化を行うていませんが、この第3段階でも電波を拾わない場合、検討を行う価値はありそうです。この、VoLTE化に関しては、各端末ごとにやり方は違うので、ご自身で調べるとよいかと思います。なお、多くの楽天回線開通情報がtwitterに流れているので、そちらも参考にされてはいかがでしょうか。どうやら、vivoやUMIDIGIのスマホはてこずることが多いようです。これから、楽天回線用のスマホを購入される方はご注意ください。
iPhone系列の楽天モバイル回線の開通方法

iPhoneで楽天モバイルを使う場合は注意点が3つあります。まず、楽天の無料通話アプリである「Rakuten Link」に現時点で非対応です。なので、無料通話が不可能です。といっても、いつかは対応するでしょうから待つのも一手です。
二つ目の問題点はキャリアモデルです。筆者のPixel 3 XLがてこずったのもキャリアモデル出身だったこともあると思うので、iPhoneはキャリアモデルを使われる方が多いので注意してください。キャリアモデルは各キャリアが設定を少しいじっているので不具合が起こる可能性があります。
3つ目の問題点は楽天モバイル側がiPhone X以前ではVoLTE化がうまくできず失敗するといっていることです。なので、iPhoneはXs、XR、11シリーズ、SE(2020)から選ぶといいと思います。
設定はいたって簡単です。
SIMを刺し、設定>モバイル通信>通話のオプション>音声通話とデータ>LTE, VoLTEオンにすればつながるようです。必要な人はAndroid端末と同様にAPN設定をされるとよいでしょう。
【追記】
iPhone SE2が届いたので実際に試してみました。SMS以外は上記のVoLTEをオンまですれば、できましたが、筆者の検証環境では、SMSは利用できませんでした。ただ、電話やデータ通信はできるので、そこは安心して大丈夫です。どちらにしろ、SMS認証などで不便になるので、楽天モバイルをiPhoneで使うのは非推奨であることは間違いありません。
しかし、やはり、iPhoneは楽天リンクが使えず微妙なので、Galaxy A51は設定も楽でカメラ性能やデザインが優れた端末で、au回線も拾うのでおすすめできます。Galaxy A51については以下の記事をお読みください。