
我が世の春が来た!!!!!!

いいえ。
iPhone SEはコスパビースト!?

さて、iPhone SEは2020年4月16日の深夜に発表されました。数々の発表日予想が外れまくっていたので、もう当分出ないかなと思っていたので、突然の発表には驚くばかりです。最近のAppleの手法ですよね。さて、今回出たiPhone SEはコスパビーストです。これは、「アンドロイド完全敗北!?」と思いの方も多いでしょう。そんなはずでない!そんなことであっていいのか?と思い、筆者が血眼になってiPhone SEを上回る性能のアンドロイドスマホを探しました!なんと3機種も見つかりました!(あれ、少なくない?)
と、その前に、今回発表されたiPhone SEについて軽く見ていきます。iPhone SEはiPhone 8という2017年9月という太古の昔に発売されたスマホをマイナーアップグレードしたモデルで、SocをA11 Bionicから最新のA13 Bionicに置き換えました。そのAntutuスコアたるや驚異の52万点です。Snapdragon 865が登場するまでSoCの最高峰だったA13が搭載されるにも関わらず安いというのがこのスマホの最大の特徴です。それができるのもAppleが自社製ブランドでSoCを作っているからであり、多くのアンドロイドスマホのようにQualcomにライセンス料を払う必要がないので、安く作ることができます。
そのほかのマイナーアップグレード点はiPhone 8ポートレート写真が撮れるようになったり、WiFi6に対応するようになりました。eSIMも新たに対応でデュアルSIMも可能になった点くらいです。その他のスペックは全くもって変わっていないといってもいいでしょう。デザインまでもそっくりですから、笑ってしまいます。ブランド企業の商売の仕方ですね。
iPhone 8からの共通点を含めて、iPhone SEのいい点は「高性能SoCであるA13 Bionic・メインカメラの光学式手振れ補正・IP67防水防塵・おサイフケータイ・ワイヤレス充電・148gという軽さ・小さくて持ちやすい」の6点です、これらは多くのコスパアンドロイドスマホでコストカットでオミットされることが多く、iPhone SEが低価格化しているのに搭載しているのは素直に尊敬できます。ただ、悪い点ももちろんあり、「65%しかない画面占有率・4.7インチという小さすぎるディスプレイ・IPS液晶・アウトカメラはたった一つ・700万画素しかないインカメ・復活しなかったイヤホンジャック」の6点が目立ちます。このどれもが、iPhone 8という古代の端末をモデルにしているからであり、現代のスマホ業界の流れを完全に逸脱した奇妙なスマホとなっています。皆さんもご存じの通り、現代のスマホは、パンチホールインカメや画面内指紋認証などにより画面占有率を高め、より大きなディスプレイを提供し、黒が綺麗な有機ELを採用し、アウトカメラは多眼化し様々な画角で撮れるようになり、インカメも高画質化し高性能なセルフィーを取れるようになり、コスパスマホではイヤホンジャックが復活しました。これらはここ1,2年の技術革新の結果であり、iPhone 8とかいう2年半も昔のスマホをモデルにしてるようでは不可能な話です。
個人的主観なので、悪い点にはいれませんでしたが、デザインが古臭く持ちたくもありません、正直ダサい。iPhone 8を持っている人はこの全く見た目の同じスマホに買い替えたいのでしょうか?筆者なら違うデザインのスマホを持ちたくなります。そう、アンドロイドなら可能です!ホームボタンはトランプ大統領のように好きな方も多いので特に触れません。
そして、肝心の価格ですが、64GBモデルが49,280円、128GBモデルが54,780円、256GBモデルが66,880円と破格でいい点のみをみると、iPhone SEが完全勝利かのようにみえます。しかし、そうではありません!!iPhoneの良い点で勝負したとしても、アンドロイドのほうが勝っています。そのことを筆者が証明いたします。
iPhone SEに勝るAndroidスマホ3選
今回の対決の基準は、価格がiPhone SEより安く、尚且つ、SoCがほぼ同等かそれ以上、かつ、カメラスペックがiPhone SEを上回るandrid端末を見つけていきます。というのも、iPhone SEの最大の特徴は高性能なA13 Bionicであるので、これは避けられません。もちろん、この条件を抜いてカメラ性能だけで比較すれば大量にいいスマホがでてきますが、そういう卑怯なことは筆者はしません。具体的には、SoCはiPhone SEはA13を搭載なので、Snapdragon 855+、もしくは、Snapdragon 865の機種を対抗機種とします。
スマホで筆者が最も重要だとみなしているカメラ性能も徹底的に比較していきます。iPhone SEはOIS(光学式手振れ補正)搭載なので、OISがないスマホは対象外です、故にOISのないRealmeのスマホはすべて除外されます、Realme X2 Proは残念ながら対象外です。それ以外に主要メーカー以外(MEIZU、LG、SHARPなど)はカメラのソフトウェア処理能力が劣っているため除外します。
他のもiPhone SEには小型・軽量・ワイヤレス充電・防水防塵・おサイフケータイなどの特徴がありますが、おサイフケータイを除いてどれも対応しているアンドロイド機種も見つけましたのでお楽しみください。
ちなみに、価格に関しては発売からしばらくたってる機種は日本から海外通販で手に入れられる価格で、発売直後であれば定価で比較しています。なお、容量は128GBで合わせますので、iPhone SEの54,780円以下の機種が対象となります。
iPhone SEを圧倒する性能;Xiaomi Redmi K30 Pro Zoom

いきなり最強のスマホを出していきます!このスマホはQualcomの最新SoCである、Snapdragon 865を搭載しており、Antutuスコアは約59万点!もちろん5G対応です。A13は約46万点なので完敗です!!(もちろん、iOSとAndroidの直接比較は無意味ですが、これだけ点差があればSDM 865のほうが性能が上な事は明白です。)もちろん、iPhpne SEは5Gに無論対応していません。Appleは主要メーカーで5G採用が最も遅い会社の一つになりました!おめでとうございます!!
SoC周りはRedmi K30 Proの圧勝でした、続いては、ディスプレイです、Redmi K30 Proはポップアップインカメを使用しているため完全全画面ディスプレイとなっています。もちろん、有機ELで画面内指紋認証搭載です。iPhone SEは筐体が小さいだけでなく、ディスプレイのない無駄なスペースが大量にあるので、無駄が多いスマホとなっていますが、このRedmi K30 Proは全くもって無駄がありません。さらにiPhone SEは液晶です。手抜きにもほどがあります。
続いてはカメラ性能です。iPhone SEは1200万画素のメインカメラです。まぁ、いつも通りですね。Redmi K30 Proはメインカメラが6400万画素のSONY製の最新イメージセンサーであるIMX 686を搭載しています。どっちがすごいかは明白ですね。さらに、四眼スマホなので、1300万画素超広角カメラや500万画素マクロカメラ、200万画素ポートレートカメラを搭載し、インカメも2000万画素と強力です、iPhone SEはわずか700万画素です、酷すぎる。動画撮影に関しては、OIS(光学式手振れ補正)があり、4K 60fpsでの動画撮影はもちろん、8K 30fpsでの撮影も可能なので最高です!
このように、Redmi K30 ProはSoC、ディスプレイ、カメラでiPhone SEを圧倒する性能ですが、値段は中国元で6GB+128GBのモデルが2999元(約4.6万円)とiPhoneより9000円近く安くなっています。現在は中国版のみが販売されていますが、グローバル版ももうすぐ発売されることでしょう。昨年の傾向から推測すると、Xiaomi Mi 10T Proという名前になりそうです。詳細のスペックはこの記事をお読みください。
[追記] Twitterでご指摘があり、OISは無印版にはついていませんでした。てっきり、Zoom版との違いは望遠レンズだけの差だと思っていたので、申し訳ありませんした。Zoom版の価格は8+128GBのモデルが3799元で、約5.8万円なので、中国版でiPhone SE並の価格になってしまいましたが、望遠レンズも高性能、広角・望遠共に光学式手振れ補正がついていますので、iPhone 11 Pro並かそれ以上の写真が期待できるますので、ここはこれでいいとしましょう。
フラッグシップキラー;OnePlus 7T

つづいては、OnePlus 7Tです。OnePlusは洗練されたデザイン、OS、コスパに惹かれた多数のファンがいることで有名なスマホです、「フラッグシップキラー」という誇らしい名前で親しまれています。このOnePlus 7TはSnapdragon 855+を搭載しており、SoC性能はAntutu基準でA13には劣りますが十分でしょう。
ディスプレイはもちろん有機EL搭載で嬉しいことに90Hz高リフレッシュレートとなっており、カメラ性能は三眼構成でメインが4800万画素、超広角が1200万画素、望遠は光学2倍で1200万画素、インカメは1600万画素となっています、メインカメラはOIS搭載なので手振れの少ない動画も撮影可能です。このように、カメラ・ディスプレイ共にiPhone SEを圧倒しています。なお、OnePlusの搭載するOSはOxygenOSでAndroidのカスタムOSの中でもとても評価の高いものとなっています。これは嬉しいですね!
そして、肝心の価格ですが、AliExpressで8GB+128GBモデルがわずか51,728円です!!超お買い得ですね!
iPhone SEの正統派ライバル:Samsung Galaxy S10e

すいません。気づきましたね。はい、このスマホGalaxy S10eはSamsung Galaxy S10シリーズの一員なので、Snapdragon 855搭載機種で、SoCが855+以上という条件ではiPhone SE打倒機種には値しません。しかし、このスマホはiPhone SEの持つ小型性をさらに完璧な形で実現したスマホであり、IP68防水防塵に対応しているので、多少スペックが落ちても十分に競争相手になると判断し、3選にいれました。
Galaxy S10eは2019年のSamsungの上半期フラッグシップスマホである、S10の小型、廉価版です。
ご存じの通り、iPhone SEは超小型端末ですが、上部と下部の非ディスプレイ部分が多すぎて折角の小型筐体が無駄になっています。ディスプレイサイズはわずか4.7インチしかありません。しかし、このGalaxy S10eは、パンチホールインカメと側面指紋認証を搭載することで、ディスプレイの占有率を最大限に高めています。それだけでなく、ワイヤレス充電に対応し、iPhone SEが対応していないワイヤレスリバース充電にも対応しています。さすが、Samsungです!iPhone SEのサイズは「138.4×67.3×7.3mm」で148gで、Galaxy S10eは「142.2 x 69.9 x 7.9 mm」で150gと少しiPhone SEのほうが大きいですが、5.8インチのディスプレイを搭載しているので、ほぼ同じ大きさでより大画面が堪能できるわけです!ちなみにiPhone SEはわずか4.7インチしかありません!もちろん、Samsungなので有機ELディスプレイです。
AliExpressで2020年4月現在、44,557円で販売していました。いやぁ、Galaxyがこの価格ならお安いですねぇ!さらに対応バンドも全キャリア対応と完璧です!
アンドロイドとiPhone SEどっちが好き?

iPhone SEは確かに素晴らしいスマホです。しかし、アンドロイドも負けていないということをこの記事で筆者は証明しました。ただ、おサイフケータイを搭載していて匹敵する機種は見つけられなかったので、おサイフケータイが欲しく高性能で安いスマホが欲しいのであればiPhone SE一択でしょう。そうでなければ、iPhone 8からの移行などであれば、アンドロイドスマホを選べばデザインを変え、新しい風をあなたの生活にお届けします。そして多数の優秀な機能に驚くことは間違いなしです、iPhone SEじゃあ、ぱっと見なんの変化もなく面白味はゼロです、友人や家族にスマホが変わったことすら気づいてもらえません、せっかく新しいスマホを買ったのに。アンドロイドに恐れを抱かずに、androidの世界に来てみませんか?

もちろん、A13匹敵の条件がなければ、多数の素晴らしいAndroidスマホがあなたを待っています。今回紹介したスマホには国内販売機種はありませんでしたが、A13匹敵条件がなければ国内で販売されている「Xiaomi Mi Note 10」もなかなかおすすめです。このスマホは話題の1億800万画素メインカメラを搭載し、ほかにも超広角は2000万画素、10倍ハイブリット望遠、1200万画素ポートレートカメラとおまけの200万画素マクロレンズと最強スペックのカメラを合計5つも搭載しています。値段は58,080円と少しiPhone SEよりお高いですが、これだけカメラスペックが上なのですから、許容できます。
ブランドスマホがいいのであれば、Pixel 4aが直にGoogleから発売されるので、そちらを検討するのも一手かとい思います。Googleは高度なソフトウェア技術によりコスパスマホでも、美しい写真を撮ることができます。Pixel 4aとiPhone SEの比較も行いたいですね。実は筆者iPhone SE買いましたので比較していこうと思います。期待してね。