
変態スマホってなんだい?

そりゃ、変態なスマホさ。
折りたたんだり、分離したり忙しいスマホさ。
筆者は任天堂DS型折り畳みスマホと呼ぶことにした。
最大の特徴は分離折り畳みだ!!
こちらはLG V60 ThinQ 5GのPVです。ちなみにこのThinQというのはLGのブランドシリーズのようで、テレビや洗濯機にもついています。SHARPがいろんな商品にAQUOSとつけるのと同じですね。
さて、この端末ですが、Snapdragon 865搭載のフラッグシップスマホですが他社のスマホに比べて性能は著しく劣っています。しかし、それをカバーするのが現実的な価格の折り畳みスマホという特徴です。
日本ではSoftbankからすでにこのLGの折り畳みスマホ「LG G8X ThinQ」はでてるので、ご存じの方もいるかもしれませんが、画面付きのケースと合体して使用します。もちろんこの、LG G8X ThinQの後継機種です。

このように合体させて、Youtubeをこうやって見たりできます。はて、真ん中に巨大な溝ができるのにこれでいいんですかね?はなはだ疑問です。意味がないですね。ただ、この折り畳み機構は自立させれるのでこれは便利ですね。
右と左で別のアプリを開くときは便利そうです。アプリ間でのコピペもスムーズにできます。

このようにゲームもゲームパッドモードを使えば懐かしき任天堂DSのように遊ぶことができます。まぁ、この機能を目当てに買うならゲーミングスマホを買いますが。

外側ディスプレイも搭載しており、時間や通知を見ることができますが、狭いので開かなければ使えません。
欠点はSurface duoのようにヒンジが360°回転しないので合体形態だと一画面で見ることができません。つまり、ニンテンドーDSということです。なお、悪いことにディスプレイ形態での充電はtype Cではなくマグネット型の独自ケーブルになります。基本は本体からの給電で動かせということなのでしょうか。
皆さんは任天堂DSがスマホになってうれしいですか?というところがこのスマホの最大の変態ポイントです。一画面形態で使うにはわざわざケースから外して使えということでしょうか。なら、ずっと外してそうですが。
まぁ、変態に向けた変態スマホなのでいいのでしょう。筆者はsurface duoを待ちます。
[訂正]
コメント欄で360°回転するとのご指摘があり、確認したところ、360°回転するようです。ご指摘ありがとうございます。ただ、公式PVでその形態を宣伝していないのを見ると、あまりプッシュアップしたいわけではなさそうです。
ケースに装着する性質上分厚くなるり、アウトカメラが内側に折りたたまれるので、1画面形態で使用するのは不便が悪いでしょう。やはり、分離してでの使用が現実的です。しかし、360°回転できれば逆V字型に自立させ、動画視聴用のスタンドになるので、大変便利です。ただ、それでも筆者はsurface duoのシンプルさのほうが好きですが…。
二画面スマホをお待ちの方はこのスマホも検討してみてはいかがでしょうか。
LG V60 Thin Q 5Gのスペック・対応バンド
欲しい変態さんのためにスペックも示していきます。
LG V60 Thin Q 5Gのスペック
Snapdragon 865の他社のフラッグシップに比べると、控えめな性能になっています。メモリの最新規格LPDDR5に非対応だし、ストレージの新規格UFS3.0にも非対応です。5Gスマホ全般につけられてきているので、ここが微妙なのは速度を追求する5Gスマホとしてはマイナスポイントです。カメラはインカメ・アウトカメラともに控えめな性能です。今時、望遠のないフラッグシップスマホは逆に珍しいくらいです。超広角は1300万画素となかなか期待できます。

アウトカメラの配置はGalaxy S 10とそっくりで、横並びです。この並べ方は田舎感があって個人的には好きです。
さらに、SONYに続きLGもイヤホンジャックを残してくれました。イヤホンジャック勢は歓喜の瞬間ですね。
価格は12万円と予測するサイトがインドにありました。(真偽不明ですが)
やはり、任天堂DS型は30万円前後の横型折り畳みスマホに比べるとかなり安くなっています。ここは良い点です。日本ではまたもや、SoftBankから出してくれることでしょう。
対応バンド
4G対応バンド
LG V60 ThinQ 5G(SoftBank版) | LG V60 ThinQ 5G(US版) | LG V60 ThinQ 5G(グローバル版) | docomo | au | Softbank | 楽天モバイル | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
700MHz帯 | バンド28 | 対応 | – | 対応 | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎(au) |
800MHz帯 | バンド18 | – | – | 対応 | – | 超重要、田舎 | – | 超重要、田舎(au) |
バンド26 | – | – | 対応 | – | – | |||
バンド19 | – | – | 対応 | 超重要、田舎 | – | – | – | |
900MHz帯 | バンド8 | 対応 | 対応 | 対応 | – | – | 超重要、田舎 | – |
1.5GHz帯 | バンド11 | 対応 | – | – | – | △ | △ | △(au) |
バンド21 | – | – | – | △ | – | – | – | |
1.7GHz帯 | バンド3 | 対応 | – | 対応 | △(東名阪) | まだ少なすぎ | △ | 超重要(楽天) |
2.0GHz帯 | バンド1 | 対応 | – | 対応 | 超重要 | 超重要 | 超重要 | 超重要(au) |
2.5GHz帯 | バンド41 | 対応 | 対応 | 対応 | – | 高速通信用 | 高速通信用 (注意) | 高速通信用(au) |
3.5GHz帯 | バンド42 | 対応 | – | – | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用(au) |
4G対応バンドの詳細については別記事「実践編:対応バンド表」、「理論編:対応バンド表」をご覧ください。
5G対応バンド
周波数帯 | バンド | LG V60 ThinQ 5G (SoftBank版) | LG V60 ThinQ 5G(US版) | LG V60 ThinQ 5G(グローバル版) | ドコモ | au | SoftBank | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Sub6 | 3.7GHz帯 | n77 | 対応 | – | 対応 | – | ○ | ○ | ○ |
n78 | – | – | 対応 | ○ | ○ | – | – | ||
4.5GHz帯 | n79 | – | – | – | ○ | – | – | – | |
ミリ波 | 28GHz帯 | n257 | – | – | – | △ | △ | △ | △ |
5G対応バンドの詳細については別記事「5G対応バンド表:SoftBankが微妙」をご覧ください。
このように対応バンドは日本の全キャリアの4Gバンドに対応し、5Gバンドもn77に対応しているのでSoftbankでも利用可能です。これらのことから日本市場への投入をしようとしていることは明らかですね。
LG G8X ThinQを購入しようとしている人は5Gが欲しいのであれば、このスマホが日本で出るまでまったほうがよさそうです。
[追記:対応バンドを拡張しました]
SoftBankの発売が決定したため、SoftBank版での対応バンドを確認したところ、au・docomo・楽天の田舎バンド(プラチナバンド)がなくなっていました。
ただ、docomo版が存在するという噂があるので、こちらの対応バンド次第では、docomoはもちろん楽天モバイルでの田舎での使用は可能でしょう。ちなみに、グローバル版の対応バンド情報はkimovilが出典です。このサイトは網羅性は高いですがたまに間違いがあるので、注意していますが、どうしても自力でグローバル版の対応バンドを見つけ出せなかったので、使用しています。あしからず。
なお、US版は日本ではほとんど電波が掴みません。
追記:SoftBankでの発売が決定!!

日本でSoftBankから発売されることが確定されました。対応バンドの読み通りです。これは筆者の完全勝利です。褒めたたえて下さい。

OPPO Reno 3で誤報だした奴が言うなや。
あはは。
SoftBankでは4月下旬以降の発売となります。価格は現在未定です。10万前後だといいですが、たぶんむりでしょう。