
新型iPad Proが出たぞ。みんなカウンダ!!
君もiPadの良さは理解できるだろ。

iPadは素晴らしいデバイスだよ。
ただ、iPad Proお前は別だ。高すぎる。そして、Magic Keyboardは最悪。
Magic Keyboard目的で買い替えるのはあらゆる意味で愚策


「ほら浮いてる」だろ。全然違うやん。
まぁまぁ、落ち着いてくださいな。確かにこの浮いてるMagic Keyboardは斬新で面白いのですが、この写真を見てくださいよ。

このキーボードは従来機でも使えるのです!!
まず、すでにiPad Proを持っている方は、このキーボードはあなたのiPad Proでも使えるのでこのオモシロキーボード目的で買い替える必要性は全くもってないのです。
そして、筆者、気づいてしまったのです。このMagic Keyboardは全くもって使い物にならないゴミだということを。

おいおい、過激だな。根拠はあるんだろうな。
順を追って説明していきます。まずはiPadは何のために必要かということです。答えは簡単です、iPadはお絵かきのために存在するデバイスです。

もちろん異論はあるでしょう。iPadで私はWord、Excel、Photoshopを使うんだとか、大画面でYouTubeを楽しむんだ!!など様々な意見はおありでしょう。しかし、それはiPadでなければいけませんか?
まず、あらゆる意味でWordやExcelをiPadでやるのは非効率的です。筆者もiPad AirでiPad OSを使ってきましたが、まだまだ未完成で、PCのマルチタスク能力には遥かに及びません。コピペですらものすごく面倒なiPadで文章を書いたり、表計算、画像編集をするのはPCよりも遥かに面倒なのです。無理してiPadを使わずに、素直にノートパソコンを使ったほうがいいでしょう。
そして動画視聴用に購入するのであればもっとコスパのいいタブレットがこの世には存在するのでiPadである必要は全くもってないです。なので、iPadはお絵かきをするための端末なのです。

実際、筆者はiPad Airでこの”androidの世界”のロゴを書きました。iPadでのお絵かきはSurfaceよりも快適でドはまりしています。Adobe Frescoという神アプリが無料でiPadでは使えるのでこの最高のアプリでよくお絵かきしています。ノートやメモはMicrosoftのOne Noteを使用しています。どちらも最高です。
(一応、iPadはSidecarという機能によりMacのサブディスプレイにはできます。これは実際に使ってみましたが11インチ程度のサブディスプレイは小さすぎて不便でした。12.9インチモデルのiPad Proなら違うかもしれませんが)
このiPadはお絵かきデバイスという視点で見ると、このキーボードはゴミだということに気づきます。
このマジックキーボードはシザー式キーボード・トラックパッド完備で、USB C充電ポートも一つついていて、見やすい角度に変更も可能、折りたたむとケースになり、バックライトキーボードだから暗闇でも使えると、キーボードとしては完璧でノートPCにも引けをとらないでしょう。

ただ、このキーボードケースでお絵かきはできますかね? Appleはそのことに気づいてるはずです。しかし、デザイン性を優先したのでしょう。
まず、このキーボード付きケースでお絵かきをする場合を考えましょう。マグネットで合体しているため、このキーボードケースから外して机の上において使うことになります。キーボード合体形態ではお絵かきは無理そうです。しかし、ここで重大なことに気づきます。

カメラユニットの出っ張りです。薄さを追求し、カメラ性能も追求したことから最近のスマホはカメラの出っ張りができてしまいした。iPadもAirや無印などの下位互換のiPadは出っ張りがなく、机においてもガタガタしませんが、iPad Proはこのように出っ張りが発生するのでガタガタしてしまいます。さらに、カメラユニットはサファイアガラスにより強力に保護されているので、机も素材によっては傷まみれにしてしまいます。
もちろん、がたつきに気になる・気にならないは個人差やお絵かきへの情熱の差によりまちまちですので、実際に店舗で机において見て確かめてみるのもいいでしょう。
値段についても目玉が飛び出るほど高いです。驚異の34,980円です。ははぁ。関連商品ビジネスもここまでくると清々しいです。ちなみに、iPad Pro本体は最安で93,280円(128GB)なので、合計で128,260円です。こうなってくると新型Mac Book Airの最小構成が115,280円と、Mac Book Airのほうが安くなっしまいます。懸命な読者の方々であればどちらを買うかは明白でしょう。
しかし、キーボード付きiPadへのあこがれは止まんねぇ。そうです。わかります。なら、iPad Proをやめちゃえばいいじゃない。
iPad Air+Logicool COMBO TOUCHが最強
実はiPad Proではなく、iPad AirやiPad 無印・2世代前のiPad Proであれば、キーボードもお絵かきもできる素敵なケースがあります。素晴らしいマウスやキーボードを多数作ってくれているLogicoolさんが、新型iPad Pro以外の機種にキーボードを提供してくれているのです。
その名はCOMBO TOUCHです。

AppleのMagic Keyboardはデザインこそ優れていますが、実用性は皆無です。しかし、Logicoolはキーボードの会社なので実用性に優れています。

まず、このキーボードは磁気脱着が可能で、簡単に取り外すことが可能です。電源もiPadのコネクターから供給される為、充電する必要性は皆無です。

さらに、ヒンジ部分は柔軟に稼働するので、ペンタブのように角度を付いてお絵かきができます。筆者もiPad Airではケースで角度を付けてみているので最高に描きやすいのでこれは最高です。

あれれ、これってどこかで見たことあるようなぁ。
あ、はい。これは完全にMicrosoft Surfaceですね。やはりこの形態がキーボードタブの終着点なのかもしれません。Appleもプライドがあるのでこれは真似はできなかったんでしょう。他にもペンの収納場所・バックライト・Logicoolショートカットキーもあり完璧です。さらに値段もお買い得です。
な、な、なんと、20,460円と格安です!!

これが、世に言うapple効果である。appleの3.5万円の高額キーボードを見た後だと、なぜか2万円のキーボードが安く見えるのだ。
こうやって、apple沼に沈んだ人たちの金をappleはむしり取るのだ。
米ドルだと、149.99ドルなので、円高も鑑みると日本では割高で販売しています。まぁ、2万円はAppleストアでの話なので、Amazonで出たらもう少し安いかもしれません。まだ販売は開始されてはいません。AppleのMagic Keyboardは5月とのことなので同時期に発売されることでしょう。
なお、2020年3月の現時点で、新型iPad Pro版はないので、この素晴らしいキーボードを使いたいなら、iPad Airにする必要があります。
ただ、iPad ProでもおそらくLogicool COMBO TOUCHみたいなキーボードは時が経てばでると思うので、Magic Keyboardを買わずに少し待つというのも一手だと思います。
お絵かきするならiPad Air・動画も見るならiPad Pro・動画だけならHuawei Media Pad
iPad ProとiPad Airの違いは多数ありますが、Airが最もコスパがいいと思います。まずはこのスペック比較表を見てください。iPad Proは11インチモデルで比較しています。
iPad(第7世代) | iPad Air(第3世代) | iPad Pro 11(第1世代) | iPad Pro 11(第2世代) | |
---|---|---|---|---|
価格 | 38,280円~ | 60,280円~ | 98,780円~ | 93,280円~ |
SoC | A10 | A12 | A12X | A12Z |
Antutu | 約26万点 | 約49万点 | 約71万点 | 約71万点 |
メモリ | 3GB | 3GB | 4GB | 6GB |
ストレージ | 32GB~ | 64GB~ | 64GB~ | 128GB~ |
Apple Pencil | 第一世代 | 第一世代 | 第二世代 | 第二世代 |
端子 | Lightning | Lightning | USB C | USB C |
液晶 | Retina | Retina | Liquid Retina | Liquid Retina |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz | 120Hz | 120Hz |
サイズ | 10.5インチ | 10.5インチ | 11インチ | 11インチ |
フルラミネーションディスプレイ | – | 〇 | 〇 | 〇 |
カメラ | 8MP | 8MP | 12MP | 12MP+10MP(超広角)+LiDAR |
インカメ | 1.2MP | 7MP | 7MP | 7MP |
スピーカー | 2個 | 2個 | 4個 | 4個 |
認証 | 指紋 | 指紋 | 顔 | 顔 |
約11インチiPadはiPad<iPad Air<iPad Proの順に高性能化していきます。細かい点は上の表を見るとして、今回のiPad Proは新型の発売を1年半も待たされたにもかかわらず、あまり、従来機とは変更点は少なく。最新のA13シリーズは採用されずチップがA12 ZとA12 Xからマイナーアップグレードしたにすぎず、結果、Antutuスコアも微増のようです。なので、変更点はカメラが超広角とLiDARとかいうかっこいい名前のポートレート用(AR用と言ってますがソフトがほぼない)センサーが増えたぐらいです。別にスマホのカメラのほうが性能いいので、iPadで撮る必要性は皆無に思えます。
値段が5千円先行機種より安くなり、ストレージも増えましたが、昨今はSSDが安くなってきており、進化点も少ないので妥当でしょう。喜ぶようなことではありません。
これら三機種の中でどれがお絵かきデバイスとして最高かと聞かれたらやはり、iPad Proです。ただ、iPad Proとのお絵かきでの違いは一点のみです。この一点さえ我慢できればAirでも全くもってお絵かき性能では問題はありません。

これです、これ。iPad AirはLightningポートにペンを突き刺して充電しなければいけません。大してiPad Proは第二世代のApple Pencil対応なので、iPad Pro本体への磁石でくっつきで充電します。どっちがかっこいいかは明白です。ただ値段は15,950円と少し高いです。(第一世代は11880円)

ただ、そう。見た目の問題だけです。書き心地は随所で比較レビューされていますがiPad Air とProではほとんど変わりません。なので、このなんともいえない、形態でもいいやって人はiPad Airでももんだいないでしょう。なお、充電速度は迅速なので、この形態は数分で終わりますので、数分の我慢です。我慢できますか?
だったら、もっと安いiPadでお絵かきすればいいじゃん、と思いますが、残念ながらiPadはAirとお絵かき性能は異なります。iPadはフルラミネーションディスプレイ(液晶ディスプレイとカバーガラスが圧着)ではないため、視差が生じます。つまり、ペン先が的確に反映されないわけです。これはお絵かき性能においては重大な違いです。お絵かきをするのであれば、iPad Airがコスパ最強なのです。
ただ、iPad Airで筆者が唯一不満な点はスピーカーが下側に二個しかない点です。基本的に横置きで動画は見ますが、こうなると右側からしか音が聞こえません。なんだかこれが気に食わなくて、結局スマホで見ることが多くなります。なので、動画を高音質で見たいのであれば、断然iPad Proがおすすめです。ついでにカメラもきれいに撮れます。
無論、動画だけ見るのであれば、iPad Proではなく、Huawei Media Padのほうがコスパがいいので、あくまで、お絵かきも動画視聴もしたいのであればiPad Proがおすすめというだけです。
Huawei Media Padは日本ではHuawei Media Pad M5 Liteが発売されており、3万円台で4スピーカーというのは超お買い得でしょう。

ただ、Kirin 659はミドルレンジ以下の性能のSoCなので、 Antutuは10万点(v8)しかないので、不満に思う方も多いでしょうそこで、海外に目を向ければ二つのいい性能のタブレットがあることに気づきます。HuaweiのフラッグシップタブレットHuawei Mate Pad Pro(トランプ規制後)と、Huawei Mediapad 6です。Mate Pad Proは別記事「最強タブレットMate Pad Pro」をご覧ください。これは完全にiPad Proの対抗機ですね。

このMedia Pad M6は2Kディスプレイで4つのスピーカーを搭載し、高音質も担保します。そして、キーボード・ペンも使用可能です。SoCはKirin 980を搭載しているのでAntutuも33万点(v8)と完璧です。これでいて、AliExpressは4.7万円が通常価格ですが、2020年3月現在セールで4万円まで下がってるので超お買い得ですね。