
Samsungが縦型折りたたみスマホを出したんだってね。

そうだよ。縦型折りたたみスマホはモトローラRAZRのほうが発売は速いけど、正直言って、完成度、デザイン性ともにGalaxy Z Flipのほうが上だ。
かわいいし、すごく欲しいね。
Samsungの発表会の目玉はGalaxy Z Flip??

2020年2月12日新製品の発表会「Galaxy Unpacked」を行いました。そこでは、フラッグシップスマホであるGalaxy S20シリーズとこの縦型スマホである、Galaxy Z Flipを発表しました。別記事「Galaxy S20 はコスパ最悪」で述べましたが、正直言って微妙なスマホでした。しかし、このスマホは別格です。先駆性を持った素晴らしいスマホです。縦折りスマホとしてはモトローラ RAZRのほうが先に発売されましたが、変な出っ張りもあるし、正直言ってダサかったです。

しかし、このGalaxy Z Flipはデザイン性・機能性ともに洗練されていて、まるで小さな宝石のようです。このスマホは今後多数出てくるであろう縦型折りたたみスマホのモデルとなることでしょう。そんな縦型折りたたみスマホ時代の始まりを一緒に見ていきましょう。
ちなみに、このスマホの呼び方はギャラクシージーフリップだそうです。ゼットじゃないそうですよ。
縦型折りたたみスマホって必要?
メリット① 正方形というデザイン
横型スマホならタブレットになるし、便利だけど、縦型折りたたみスマホなんかに意味があるのかと、思われる向きも多いでしょう。しかし、この動画を見れば一瞬で魅了されることでしょう。必要性なんか、このデザイン性の前にはまったくもって気になりません。このスマホは存在自体がデザインなんです。今までの長方形のスマホのデザインを一新し、新しい正方形の時代を創造したのです。
デザイン性以外のメリットももちろんあります。一つ一つみていきましょう。
メリット② コンパクトになること
やはり折りたたみスマホのメリットはコンパクトになることです。縦型に折りたたまれることにより、今までははみ出してしまっていたポケット、特に上着のポケットにも収まり、バックの小さな収納にも収まるでしょう。このスマホはなんと6.7インチ 、167.3mm 大型有機ELディスプレイを縦に折りたたむことで、87.4 mm にまで小さくすることを可能にしました。もちろん、厚さは6.9mmから17.3mmに倍増しますが。
メリット③ 画面が割れにくい
スマホは落下による画面が割れることが多いです。実際、筆者も先日車から出るときに落としてしまい、愛機であるPixel 3 XLの画面にヒビを入れてしまいました。しかし、折りたたんで持ち運んでさえいれば、めったに画面が割れることはないでしょう。

しかも、ケースも付属しているため、さらに安心することもできそうです。ただ、個人的には折りたたまれれば十分安心なので、カバーまではいらないかなとも思います。落下してこのヒンジの部分が壊れてしまうから付属しているのかもしれません。万一開けた状態で落としてもも実はこのスマホの表面を覆っているのはGalaxy foldのようなプラスチックではなく、ガラスなので、より安全です。なんと、折り曲がるとても薄いガラスを使っているのですよ。
訂正。
ガラスはガラスでも軟弱なガラスということだそうです、爪であとが付きます。こりゃ、怖くて開けられないや。詳しくは以下の動画で。
この動画は、スマホを痛めつけるのが趣味の大手YouTuber JREさんの動画です。かなりのスマホを痛めつけるサディストなので見ていて胸が痛みますが、こういう人がいないと、困るのもこの世の常です。

このようなヒンジ部分が心配ですが、堅牢性は担保されているそうなので、Samsungをそして技術を信じましょう。実際、JREさんがこの部分の折り曲げテストをしていましたが、かなりの力を加えないと破壊できなかったのでかなり頑丈です。

ヒンジ部分の防塵性はこの微細なファイバーによって担保されています。このファイバーによって塵がヒンジ部分に侵入することを防ぎ、守ります。この技術をSamsungは「sweep protect」(掃いて守る)とようです。これなら安心ですね。
メリット④ スマホ置きはもういらない

これについてはPVをみてハットさせられましたが、このFold機構は任意の位置で止めることができるので、このように折り曲げた途中の段階で用いることでビデオ通話のときに、手に持ちながらする必要がなくなります。これはすごく便利ですね。
他にも自撮りを机の上などにおいて行えるため、写真撮影を新たな視点から行えます。ローアングル撮りなどもできますよね。これは撮影者の発想しだいになるということです。嬉しいですねぇ。
メリット⑤ スマホの使いすぎを防止できる

スマホは閉じられていた形態のとき、通知はなんとこの小さいカバースクリーンでのみ行われます。見にくいとおもうかもしれませんが逆に、この通知領域の小ささはスマホの使いすぎ防止にもなります。透過ディスプレイのようで美しいですね。
メリット⑥ ブランドモデルもおしゃれ

トム・ブラウンというブランドともコラボしてレトロなデザインを醸し出しています。Galaxy Watch active2やGalaxy Buds +もコラボしており、調和しておりオシャレです。尚、アプリのUIもレトロでオシャレな出来となっております。素晴らしいです。
やはり正方形なので、デザイン性も幅が広がりとても良いです。
価格・その他のスペックを総ざらい
折りたたみについての情報は以上です。ここからは価格とその他のスペックを見ていきます。
価格
価格はなんと15万円です!!縦折スマホ初にしては安いのではないでしょうか。Galaxy Foldは24万円なのでこれよりは遥かに安いですね。
まだまだ、縦折りスマホもでたばかりなので、価格は高いですがXiaomiなど他社が参入するようになれば格段と値段は安くなってくるでしょうから、欲しい人はもうちょっと待つのも一手かもしれません。
日本ではauが独占販売することが決まったようです。SIMフリーモデルを出さないSamsungの姿勢は正直嫌いです。ガジェット好きの人間はSIMフリーの人間が多いと思うのですがその点はどう思っているのでしょうか? Samsungさん。
appleもGoogleもSIMフリー版を出しているのでぜひ出してほしいです。
スペック
なんと、SoCは現状2番手のSnapdragon 855+のようです。865ではなく残念です。更に、5Gにも非対応です。15万円なので長く使いたいという人にはこの点は残念ですね。ただ、カメラ性能の低さなどから2台目として運用したいという人も多いでしょうから、5Gスマホでなくても別にいいのでしょう。おそらく、バッテリー不足や大きさ不足などにより5G化は厳しかったのでしょう。
このようにカメラに関しては二眼でそこまでこだわってはいないようです。しかし、これは価格面でもデザイン面でも英断だと思います。小さな正方形の筐体に三個も四個もカメラが付いてたらシンプルさの欠片もないですからね。
バッテリーは小さいですがなんとワイヤレス充電・給電にも対応しています。この小ささですごいですね。
ここは128GBに減らして、安くしてくれたほうが嬉しかったです。少なくても低容量モデルがほしかったです。安いモデルは今後に期待ですね。
残念ながら、側面指紋認証です、薄いガラスのディスプレイでは搭載が難しかったのかもしれません。ただ、折り畳めるスマホではむしろ側面にある方が解除しやすいかもしません。持たずにおいて使う場合も多そうですから。
他にはスピーカーがモノラルスピーカーで少し残念だったりしますが、概ねフラッグシップ級の性能を誇っているので、不便に感じることは少ないでしょう。最高のスマホですね。
ぜひ買いたいですが。まだ15万円では筆者の財布では買えそうにないので、10万円を切り出したら購入を検討したいと思います。今後の縦型スマホの動向に期待です。
追記:価格が確定しました、au独占販売で17万9360円です。グローバル価格より3万円も上げてきましたね。ドン引きです。さすが、殿様商売。
これなら、海外から個人輸入したほうが安く買えそうです。(入手バトルにならなければ)