
OPPOが5G CPEってのを発表したね、これってなんなんだい?

5G CPEは5G時代の新しいインフラストラクチャーだ、有線回線でしか、繋がれなかった世界を繋ぎ、世界をより、小さくする技術だ。

なんだか、分かったような、分からないような。

まあまあ、分かりやすく解説するからついてきてね。
5Gってそもそも何?

最近、巷で、5G、5Gいわれています。細かい、技術的なことはまた、別記事にでも書くとして、ここでは、大まかに理解すると、とにかく、とんでもなく、速いモバイル通信だということです。現在、4G,LTEをみなさん,スマホでお使いでしょうが、どれぐらい速いのか、理論的な話より、実際にどれくらい、速いのか見たほうが早いので、Wall Street Journalの動画が分かりやすいので、載せます。
この動画では、アメリカで一部の都市で実際に運用開始されている5Gを、アメリカの大都市Denverで実際に試したものです。ここでは1800Mbpsと圧倒的な速度をたたき出しています。
どれくらい早いかというと、僕のLINEモバイルの4G LTEは早くて30 Mbps、遅いと、5Mbpsくらい。自宅は光回線(NURO光、有線)で450 Mbpsくらいの速度なので、4Gはもとより、自宅の光回線よりも、速い速度で通信することが5Gはできます。具体的には10 GBのファイルをたった2分40秒でダウンロードできるようになります。ほぉー。
ですが、こんなに、速い必要はあるのか、と、疑問に思うかもしれません。それはごもっともです、格安SIMでなく、大手キャリアをお使いの方々であれば、音楽ストリーミングも言わずがな、動画ストリーミングも外で快適に使えるでしょう。なら、5Gなんて、いらないじゃん、4Gでいいじゃんと思うかもしれません。ええ。そうです。今は、4Gでいいんですよ。でも、この先、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)が一般生活に入ってきたら、どうなるでしょう。
想像してみてください。ARグラス(OPPOも今回発表しました。)を目に装着して、遠隔の人間同士が3Dモデルで会話できるようになったら、わざわざ、東京に一極集中せずとも、議論や会議ができるようになるでしょう。そしたら、生活のサイクルがガラッと変わりますよね。

そんな、近未来な話をせずとも、アメリカで実際にGoogleが始めた、クラウドゲーミングサービスStadiaでも、5Gがあったほうがいいといわれています。このStadiaはPS4のように、ゲーム機の本体無しで、コントローラーのみで、PS4クラスのグラッフィクのゲームが楽しめるというデバイスです。なぜ、コントローラーのみでゲームができるのかというと、PS4の本体部分の行っている処理をGoogleのサーバーで行い、僕たちの持っているディスプレイ(スマホやタブレットでいい)とコントローラに入出力するというものです。もう、PS4みたいな大型のデバイスを買う必要はなくなるかもしれない。という、クラウドゲーミングが出始めています。ですが、現段階では、少し通信速度が遅くて快適なゲーム体験ができないそうなので、Stadiaのようなクラウドゲーミングは5Gが普及したら、広がっていくと思います。
どうですか、少しは、5Gの世界を身近に感じられましたか?
さて、CPEの話をしよう。
5G CPEとは
この謎の、3文字CPEは
Customer-premises equipment ;顧客機内設備
の略ですが、これだけじゃさっぱり意味が分かりません。
この、CPE自体は周りに、ありふれていて、光回線等の設置などをした方は見覚えのあるだろう、ONU( Optical Network Unit ; 光回線終端装置)やルーターといった、顧客側、つまり、通信業者側ではなく、われわれの側にある、通信機器のことを意味する。つまり、5G CPEというのは、5Gにおける我々側の通信機器ということだ。

ほうほう、家とかオフィスとかに置く端末ってことだな。結構身近じゃないか。で、なんなんだい?

5Gにおける、受信端末ということは、5Gの電波を拾ってそこから、WiFiやLANケーブルに接続し、家庭内等のネットワーク環境を構築するということだ。
光回線並みに速いポケットWiFiみたいな感じです。
ポケットWiFiで以前、ネットワーク環境を作っていたことがあるのですが、速度が遅くて光回線に移ったことが僕にはあるのですが、今回は5Gなので、光並みのスピードができるということだ。LANポートもあるようで、WiFiによるスピード減をしないでも繋げるようになっています。
また、クラウドゲーミングにも参入しそうです。にしても、この5G CPEかわいいですね。
5G CPEは新たなインフラになる。
この、5G CTPの何がすごいかというと、
光回線なしで、高速インタネット環境の整備ができること。
です。
日本は光回線が多くの都市や地域でつながっていますが、中国みたいな広大な国とか、発展途上国では、まだ光回線でつながっていません。しかし、5G基地局と、5G CPEがあれば、企業や家庭でのインターネット環境が費用のかかる、回線工事無しで、作ることができるのです。
おぉー。現在多くの途上国が携帯電話の普及により電話回線を各家庭に引かずに、発展を遂げることができるようになりましたが、この5G時代では、光回線も各家庭や企業に引かなくても、いいということです。これは、日本などがたどってきた、莫大な費用がかかるインフラ整備なしで、環境が構築できるということなんですよ。
これは、今から発展する国は有利だということになりますね。いやー、いい時代になった。
まだ、価格は出てないみたいですけど、先行するHuaweiの5G CPEが

2499元(3.9万円)なので、それぐらいかなとはおもいます。最初なのでこれぐらいしますが、徐々に安くなっていくとは思いますが。2020年初頭に発売予定。
日本では、すでに光回線のインフラを整備したので、あまり、5G CPEは流行らないかもしれないですけど、個人的に、試しては見たいですね。
参考文献