
OPPOからスマホの発表会かー。Find X2って変わった名前だな。

Find X2・X2 ProはOPPOのフラッグシップスマホだよ。
日本でも確実に投入されるだろう。しかし、14万円越えは高いよ。
OPPO Find X2・X2 Proが中国版・グローバル版同日発表
Find系列はOPPOのフラッグシップスマホの系列で歴史が長い。そんな、OPPOの頂点を飾るスマホの発表会は、中国とスペインで同時開催された。
中国版とグローバル版の違いは、今回は価格と対応バンド以外に大きな違いはなさそうである。ひとまず安心だ。
YouTubeやbilibili(中国版YouTube)でコメントを見てみると、高すぎ、Xiaomi mi 10を買うわ。でした。筆者の感想も全く同じです。
OPPO Find X2・X2 Pro の特徴
OPPOは2つの項目を注力して発表していました。それが、ディスプレイとカメラです。それぞれ、詳しく見ていきます。もちろん、お互いに意識しているXiaomi mi 10シリーズと比較していきます。
3K+のディスプレイ!!(Find X2・X2 Pro共通)

ディスプレイが凄いというのを、発表の最初に言っていました。相当凄いのでしょう。
まずは120Hzハイリフレッシュレートです。直近ではGalaxy S20が搭載し、話題になりました。ここはXiami mi 10は90Hzなので、Find X2が勝っています。いいですね。タッチサンプリングレートは240Hzです・
さらに、QHD+( Quad-HD Plus )のディスプレイです。つまり、3Kの解像度のディスプレイになります。Xpreia 1Ⅱの4Kには及びませんが恐ろしく解像度は高いです。
Xiaomi mi 10シリーズはFHD+なので負けてはいますが、Xiaomiもディスプレイは綺麗だといっています。まぁ、どっちも有機ELだし、こんなに小さな画面なら違いなんて分からないとは思いますが。
あと、これはXiaomi mi 10 Proでも言っていましたが色表現がとても良いディスプレイだそうです。True Billion Colour Displayと言っています。筆者は詳しくないのですが、以下のような数値だそうです。
へー、すごいや。(よくわからんけど)まぁ、Xiaomiもぼ同じような数値ですが。
4800万画素のメイン・超広角カメラ(Find X2 Pro)

カメラ性能ももちろんすごいです。スマホのカメラ性能の比較スコアDXOMARK一位だそうです。あ、Xiaomi mi 10 Proの天下も終わりかなと思いましたが、同率1位です。


詳細なスコアは以上のようになっています。ビデオスコアも写真スコアも同率です。ただ、長所と短所もあり、Zoom性能などはXiaomiのほうが上で、OPPOは全体的にバランスよく点数を上げています。まぁ、違いは分からないレベルでしょう。

筆者が一番気になったのは超広角レンズの画素数です。なんと、4800万画素もあります。贅沢にもSONY IMX 586をイメージセンサーに使っています。これはOne Plus 7 ProやOPPO Reno 3 Proそして、Find X2無印版など多くのデバイスでメインカメラのイメージセンサーとして使われてきたものです。あぁ、贅沢。
しかし、OPPOはこの最強のイメージセンサーを超広角カメラで残念ながら活かしきれておらず、DXOMARKに”非常に優れているが最高ではない”と言われてしまいました。
Sony IMX350というより性能の低く2000万画素のイメージセンサーを搭載したXiaomi Mi 10 Proに超広角のスコアで負けています。これはお金をかけたのに敗北するという最も屈辱的な瞬間ですね。せっかく、いいセンサーを積んでいるのでしっかりチューニングしてほしいものです。

メインは同じく4800万画素で、こちらはさらに高性能なイメージセンサーであるSONY IMX 689センサーを搭載しています。このセンサーサイズは1/1.4という大型のイメージセンサーを搭載しています。さらに、すべてのピクセルで焦点が合わせることができる「全ピクセル全方向PDAF」に対応しており、レーザーフォーカスも併用し瞬時に焦点を合わせることが可能です。
ただ、Xiaomi mi 10 Proは1億800万画素イメージセンサー「 Samsung Bright S5KHMX」を搭載し、センサーサイズも1/1.33とFind X2Proより大型のセンサーを積んでいます。センサーのスペックだけ見ればXiaomi mi 10の勝ちになります。さらに、Xiaomiはメインセンサーを無印版にも劣化させずに載せているのに対し、OPPOはメインカメラのイメージセンサーの質を落としています。
同じ4800万画素数なので厄介なのはこのことを大半の人は気づかないことです。センサーサイズが1/1.4から1/2に大幅に縮小しているので、Find X2ではFind X2 Proほど、良い夜景性能は得られないでしょう。注意したいところです。細かいスペックの違いは後で示す、スペック一覧をご覧ください。
望遠レンズはペリスコープ型(プリズムで光を曲げ、横に配置する)で光学5倍、ハイブリット20倍なので、十二分に満足できるでしょう。スペック的にはXiaomi mi 10 Proと同じですが、DxomarkのズームのスコアはXiaomiのほうが上になりました。カメラはスペックじゃなくて、ソフトですもんね。
な、なんで、ワイヤレス充電非対応なの?
最も、厳しいのが、ワイヤレス充電に非対応だったことです。Xiaomi mi 10 Proは30wという世界最速のワイヤレス充電に対応し、リバースワイヤレス充電にも対応していたので、ここは圧倒的にXiaomi mi 10 Proのほうが勝っています。
なぜでしょうか、フラッグシップにはワイヤレス充電は当たり前になっている世界にこれはあまりにも時代遅れです。まさか、技術力がないなんてこと、ありませんよね?
これだけで、選択肢から外れる人も多いでしょう。がっかりです。
ただ、有線では65w超高速充電で38分で4260mAhの超巨大バッテリーを充電しきります。これは素晴らしいです。OPPOはこの技術をSuper VOOC 2.0としています。どうやら、バッテリーを二つに分けて実現しているようです。
OPPO Find X2 ・X2 Proのスペック・対応バンド・価格
OPPO Find X2 ・X2 Proのスペック ・違い
ここまでは最大のアピールポイントを見てきましたので、ここからは詳細なスペックを見ていきましょう。
このようなスペックになっています。5G周りとしては、最高峰のSnapdragon 865に、ストレージ・メモリに最新規格UFS3.0・LPDDR5を搭載し、WiFi6にも対応しています。5G周りは完璧です。IP68防水にFind X2 Proは対応しています。なかなかうれしいところです。
ここで、グローバル版が露骨だなと思ったのはメモリとストレージ容量です。526GBとか誰が使うんだよレベルに大きいです。おい。これで儲けようとしてるだろ。OPPOよ。少なくとも低容量モデルを出したまえ。
違う点は「カメラ性能・防水性能・ストレージ」で、それ以外は変化しません。これは分かりやすくていいですね。ちなみに、Xiaomi mi 10とmi 10 Proはもっと大幅に変化します。
OPPO Find X2 ・X2 Proの対応バンド
4G対応バンド
Find X2 Pro(グローバル版) | Find X2 Pro(中国版) | Find X2(グローバル版) | Find X2(中国版) | docomo | au | Softbank | 楽天モバイル | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
700MHz帯 | バンド28 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎(au) |
800MHz帯 | バンド18 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | – | 超重要、田舎 | – | 超重要、田舎(au) |
バンド26 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | – | – | |||
バンド19 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 超重要、田舎 | – | – | – | |
900MHz帯 | バンド8 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | – | – | 超重要、田舎 | – |
1.5GHz帯 | バンド11 | – | – | – | – | – | △ | △ | △(au) |
バンド21 | – | – | – | – | △ | – | – | – | |
1.7GHz帯 | バンド3 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | △(東名阪) | まだ少なすぎ | △ | 超重要(楽天) |
2.0GHz帯 | バンド1 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 超重要 | 超重要 | 超重要 | 超重要(au) |
2.5GHz帯 | バンド41 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | – | 高速通信用 | 高速通信用 (注意) | 高速通信用(au) |
3.5GHz帯 | バンド42 | 対応 | 対応 | 対応 | – | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用(au) |
4G対応バンドの詳細については別記事「実践編:対応バンド表」、「理論編:対応バンド表」、「楽天モバイルの対応バンド」をご覧ください。
5G対応バンド
周波数帯 | バンド | Find X2 Pro(グローバル版) | Find X2 Pro(中国版) | Find X2(グローバル版) | Find X2(中国版) | ドコモ | au | SoftBank | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Sub6 | 3.7GHz帯 | n77 | 対応 | 対応 | 対応 | – | – | ○ | ○ | ○ |
n78 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | ○ | ○ | – | – | ||
4.5GHz帯 | n79 | – | 対応 | – | 対応 | ○ | – | – | – | |
ミリ波 | 28GHz帯 | n257 | – | – | – | – | △ | △ | △ | △ |
5G対応バンドの詳細については別記事「5G対応バンド表:SoftBankが微妙」をご覧ください。
このような対応バンドとなっています。いっぱい種類があってややこしいですが、4Gは中国版・グローバル版問わず全キャリアプラチナバンド対応で、5GはFind X2(中国版)を除き全キャリア対応になっています。日本独特のB19対応の機種が多数あるので、日本での発売はまず間違いないでしょう。
OPPO Japanの方もtweetしているのでまず間違いないでしょう。OPPO好きの方は必見ですね。
OPPO Find X2 ・X2 Proの価格、14万円っておい。

最大の問題は価格ですよね、中国版とグローバル版で大きく価格が異なっています。
はい、解散です。お疲れさまでした。
高すぎですね。ワイヤレス充電のないスマホにだれが14万円も払うんだよ。
これはこれは、OPPOさん勘違いなされていますね。Samsung Galaxyだから値段を上げても許されるんですよ。OPPOさんが値段を上げたら意味がないですよね。
中国版はメモリ・ストレージを抑えてまだ買えるレベルの価格に抑えていますが、中国人のコメントにはXiaomi mi 10 を買うというコメントを多数見つけました。つまり、そういうことだよ。
ちなみに、Xiaomi mi 10 Proは4999元(約7.8万円、8GB+256GB)、公平にRAM・ROMをそろえても5499元(8.3万円、12GB+256GB)で、Xiaomiのほうが遥かに安いです。
OPPOはこれで売れると思っているのか極めて謎です。こりゃ、ダメだな。
追記:GIZTOPでの販売開始を確認
新製品もなにかと安く売ってくれるGIZTOPで既に発売していました、OPPO Find X2が929ドル、OPPO Find X2 Proが1199ドルで販売していました。定価よりは高いですが、発売直後の価格よしてはとても良心的ではないでしょうか。昨今の円高も相まってお得に購入できそうです。
ただ、残念ながら送料が40ドルかかります。