
OPPO Reno Ace 2って2019年バカ売れしたあのOPPO Reno Aの後継機種かい?

それは違うよ。
ミドルレンジスマホのOPPO Reno Aは日本のみで発売されたスマホで、このReno Aceシリーズとは違う系統だよ。こっちはハイエンドスマホなんだ。
TENAAでOPPO Reno Ace 2の詳細な情報が公開
TENAA(中国通信機器認証センター)は中国版技適のようなもので、スマホ各社が発表をする前にスペックが公表ここで公表されることが多々あります。今回、PDHM00 というOPPOのスマホがTENAAにおいて発表され、これが、おそらくOPPO Reno Ace 2のことです。

先行機種のOPPO Reno AceはOPPOの2019年下半期のハイエンドスマホの一つで、Snapdragon 855+、65w急速充電、90Hzハイリフレッシュレートを備えたハイエンドスマホでした。ガンダム40周年を記念したガンダムエディションも発売されました。しかし、なぜか日本では発売されませんでした。まぁ、ガンダム感が足りないですし、そもそも日本ならシャア専用OPPO Reno Aceとかのほうが遥かに人気が出ると思います。(助言)

そして、こちらがOPPO Reno Ace 2のWeiboリーク画像です。ただ、信憑性はあまりなさそうです。
というのも。このようにTENAAの写真では円形のカメラモジュールの横にフラッシュが付いていますがリーク画像にはフラッシュはついていません。おかしいですね。
TENAAの情報もでているので、こっちをもとにデザインを見ていくと、Mate 30やRedmi K30 Proなどで採用されている中央円形型のカメラモジュールです。筆者はこの形式大好きなのでうれしいですが、OPPOにはReno 2の変わったポップアップカメラやFind Xのような奇抜なデザインもできるので、正直、拍子抜けです。これじゃ、Redmi K30 Proと比較してしまいます。
気になるのはパンチホールインカメのサイズでなんだか大きく見えます。このままのサイズだとしたらかなり邪魔くさいです。
40wワイヤレス充電に対応!?え、なんで、Find X2は非対応なの?

これもWeiboの情報ですが、張家良さんは VOOCフラッシュ充電のチーフサイエンティストなので情報は正確でしょう。40wワイヤレス充電はHuaweiが先んじて実装しており、OPPOは今までワイヤレス充電を搭載するスマホを出してきませんでしたが、技術的にはひとっとびして、いきなりHuaweiクラスの40wワイヤレス充電に対応です。こちらもOPPO Reno Ace 2に搭載との噂です。
ここで、最大の謎なのは、Find X2シリーズがワイヤレス充電に非対応なことです。OPPO Reno Ace 2はハイエンドスマホとはいえ、OPPO Find X2はOPPOの真のフラッグシップでありこちらにワイヤレス充電を搭載できなかったのはかなり微妙でした。Find X2にだししぶることなどありえないので、OPPOは技術的にワイヤレス充電の開発が他社より遅れていたということでしょうか?
とはいえ、40wワイヤレス充電には素直に喜ぶことにしましょう。
有線充電はReno Ace、Find X2に引き続き65w SuperVOOC Fast Chargeでしょう。これは最高ですね。
超広角が800万画素のなんちゃて4眼スマホ;カメラは微妙

TENAAのスペック表によると、メインカメラは4800万画素(TENAA情報)で、おそらくSONY製のIMX 586でしょう、というのも、OPPOはReno AceやFind X2でこのイメージセンサーを搭載しているので、追従するはずです。ここまではいいのですが、ここからが問題です。
4800+800+200+200となっていますが、800はまず間違いなく超広角レンズでしょう、OPPOは超広角の質を削ってもユーザーは文句を言わないと思っている節があり、Find X2シリーズ以外ではすべての超広角レンズで800万画素以下の微妙なイメージセンサーをつんでいます。このスマホはSnapdragon 865を搭載したハイエンドスマホなのでここをケチるのはありえないです。XiaomiはコスパハイエンドスマホRedmi K30 Proで1300万画素超広角を積んでいるのでOPPOはケチりすぎです。
そして、この200+200はOPPOなので、200万画素ポートレートカメラと200万画素白黒カメラでしょう。おまけカメラですね。こうやって、カメラの数を水増しし多眼スマホとして売り出すのは、最近のスマホ各社の傾向ですが、本当に辞めてほしいものです。OPPO Reno Aceでは存在していた望遠レンズまで消えてしまったので、実質カメラスペック性能はOPPO Reno Aceから劣化しました。ひどすぎる。
OPPO Reno Ace 2のスペック・対応バンド
OPPO Reno Ace 2のスペック
このようなスペックになっています。なお、色は黒、青、紫の三色展開になるようです。
OPPO Reno Ace 2の対応バンド
4G対応バンド
OPPO Reno Ace 2 (中国版) | docomo | au | Softbank | 楽天モバイル | ||
---|---|---|---|---|---|---|
700MHz帯 | バンド28 | – | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎(au) |
800MHz帯 | バンド18 | – | – | 超重要、田舎 | – | 超重要、田舎(au) |
バンド26 | – | – | – | |||
バンド19 | – | 超重要、田舎 | – | – | – | |
900MHz帯 | バンド8 | 対応 | – | – | 超重要、田舎 | – |
1.5GHz帯 | バンド11 | – | – | △ | △ | △(au) |
バンド21 | – | △ | – | – | – | |
1.7GHz帯 | バンド3 | 対応 | △(東名阪) | まだ少なすぎ | △ | 超重要(楽天) |
2.0GHz帯 | バンド1 | 対応 | 超重要 | 超重要 | 超重要 | 超重要(au) |
2.5GHz帯 | バンド41 | 対応 | – | 高速通信用 | 高速通信用 (注意) | 高速通信用(au) |
3.5GHz帯 | バンド42 | – | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用(au) |
4G対応バンドの詳細については別記事「実践編:対応バンド表」、「理論編:対応バンド表」、「楽天モバイルの対応バンド」をご覧ください。
5G対応バンド
周波数帯 | バンド | OPPO Reno Ace 2(中国版) | ドコモ | au | SoftBank | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Sub6 | 3.7GHz帯 | n77 | – | – | ○ | ○ | ○ |
n78 | – | ○ | ○ | – | – | ||
4.5GHz帯 | n79 | 対応 | ○ | – | – | – | |
ミリ波 | 28GHz帯 | n257 | 対応 | △ | △ | △ | △ |
5G対応バンドの詳細については別記事「5G対応バンド表:SoftBankが微妙」をご覧ください。
5GはSA・NSA両対応です。4GプラチナバンドはSoftbankにしか対応していないにもかかわらず、5Gはn77非対応で、SoftBankでは使えないという5Gのジレンマに陥っています。残念な限りです。
まとめ:OPPO Reno Ace 2は微妙
OPPO Reno Aceにはあった望遠レンズがなくなり更に微妙なカメラ構成になった、OPPO Reno Ace 2ですが、せっかくの5G対応も対応バンドの関係から、使い物にはなりません。
デザインも既視感があり、微妙です。これならば、OPPOにこだわるなら望遠レンズのあるOPPO Reno Aceや同じSnapdragon 865搭載でも価格が安く超広角が1300万画素のRedmi K30 Proのほうが遥かにおすすめです。OPPOさんはミドルレンジはともかくハイエンドスマホにはちゃんとした超広角カメラを積むべきだと思いますよ。P30・P40とかRedmi K30 Proとかを見習ってくださいよ。
