
そうだね。今回、OPPOは無印とProの両方共5G対応だ。5Gが全スマホの搭載されるのも近いかもしれないね。
デザイン,スペック,対応バンド
OPPO Reno 3 Proは12月31日中国で発売です、予約は開始しています。グローバル版に関しては未定。日本上陸も未定だが、OPPO Japanは日本にRenoシリーズや5Gシリーズを持ち込むことを明言しているので、この端末は高い確率で、日本に来ると思われます。ですよね、OPPOさん。待っていますよ。
まずは、デザイン,基本スペック表,対応バンドを一斉に見ていくよ。
OPPO Reno 3 Pro;4色展開





OPPO Reno 3




Reno 3 Pro | Reno 3 | ||
---|---|---|---|
価格 | 現地 | 3999元,4499元 | 3399元,3699元 |
円 | 6.3万円,7万円 | 5.3万,5.8万円 | |
5G | 〇 | 〇 | |
基本 | CPU | ミドルハイ;Snapdragon 765G | MediaTek Dimensity 1000L |
メモリ | 8GB,12GB | 8GB,12GB | |
ストレージ | 128GB,256GB | 128GB,128GB | |
重さ | 171g | ? | |
カメラ | 眼数 | 最強4眼 | なんちゃって4眼 |
レンズ構成 | メイン,超広角,望遠,ポートレート | メイン,超広角,ポートレート,ポートレート | |
画素数 | 4800万,800万,1300万,200万画素 | 6400万,800万,200万,200万画素 | |
インカメラ構成 | パンチホール,3200万画素 | 水滴型ノッチ,3200万画素 | |
電池 | 容量 | 4025mAh | 4025mAh |
充電速度 | VOOC 4.0急速充電(30 w) | VOOC 4.0急速充電(30 w) | |
その他 | ディスプレイ | 6.5インチ,有機EL,2400×1080,90Hz | 6.4インチ,液晶? |
認証 | 画面内指紋認証 | 画面内指紋認証 | |
スピーカー | ステレオ | モノラル? | |
日本三種 | 防水 | なし | なし |
防塵 | なし | なし | |
おサイフケータイ | なし | なし | |
ほかの特徴 | 薄い;7.7mm,ハイブリット5倍望遠,ビデオスーパーダブル防振,液冷,湾曲 | 7.96mm,ビデオスーパーダブル防振 |
参考;OPPO
Reno 3 Pro カード1 | Reno 3 Pro カード2 | docomo | au | Softbank | ||
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700MHz帯 | バンド28 | – | – | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎 |
800MHz帯 | バンド18 | – | – | – | 超重要、田舎 | – |
バンド26 | – | – | – | – | ||
バンド19 | – | – | 超重要、田舎 | – | – | |
900MHz帯 | バンド8 | 対応 | 対応 | – | – | 超重要、田舎 |
1.5GHz帯 | バンド11 | – | – | – | △ | △ |
バンド21 | – | – | △ | – | – | |
1.7GHz帯 | バンド3 | 対応 | 対応 | △(東名阪) | – | △ |
2.0GHz帯 | バンド1 | 対応 | 対応 | 超重要 | 超重要 | 超重要 |
2.5GHz帯 | バンド41 | 対応 | 対応 | – | 高速通信用 | 高速通信用 (注意) |
3.5GHz帯 | バンド42 | – | – | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用 |
凡例;△;あったらいいなバンド
注意;バンド41はSoftbank,Ymobileのみ対応であり、LINEモバイルなどのほかのソフトバンク回線を用いる格安SIM会社はバンド41を対応していない。
Reno 3 Pro カード1 | Reno 3 Pro カード2 | ||
---|---|---|---|
2G | GSM | 850/900/1800 / 1900MHz | 850/900/1800 / 1900MHz |
CDMA | BC0(800MHz) | BC0(800MHz) | |
3G | CDMA | CDMA2000 BC0(800MHz) | – |
WCDMA | バンド1/2/4/5/6/8/19 | バンド1/2/4/5/6/8/19 | |
TD-SCDMA | 900(f)/ 2000(a)MHz | – | |
4G | TD-LTE | バンド34/38/39/40/41 | バンド34/38/39/40/41 |
LTE FDD | バンド1/2/3/4/5/7/8/12/17/20 | バンド1/2/3/4/5/7/8/12/17/20 | |
4G + | TD-LTE | B38C / B39C / B40C / B41C / B39A + B41A / B40D / B41D | – |
LTE FDD | B1C / B2C / B3C / B7C / B1A + B3A / B3A + B41A / B8A + B41A | – | |
5G | NR | n1 / n41 / n78(n1は、オペレーターの現在のネットワークサポート後にOTAサポートが必要です) | – |


なお、Reno 3については2019年12月26日現在では、対応バンド情報を公式サイトで確認できなかった。
参考;OPPO
対応バンドについての詳しい解説は以下よりどうぞ。
ミドルハイ5Gスマホ

2019年の11月までは、各社はフラッグシップ機に5Gを載せる段階でした。Samsung然り、Huawei然りです。
しかし、12月は情勢がかわりつつあります。中国スマホ四天王のうちの三社、Xiaomi,OPPO,ViVOからそれぞれミドルハイCPUを積んだ5Gスマホを投入しています。遂に、5G時代がミドルハイ帯のスマホにまで降りてきました。5G時代の息吹を深く感じます。しかも、このReno3はProも無印も5Gな訳ですよ。
2020年春には日本でも、5Gの商用サービスがスタートし、OPPOは5Gスマホを発売する(外部記事)と公言しているので、今回のReno 3 Pro,Reno 3も日本で発売される可能性は高いです。私たちの身近なスマホになる可能性も高いので、しっかり見ていきます。
ほぼフル装備のスマホ;OPPO Reno 3 Pro
今回、OPPOが発表したスマホはReno3 ProとReno 3ですが、他社のProと無印版の違いよりも大きな違いがあります。まずは、OPPO Reno 3 Proを見ていきます。
OPPO Reno 3 Proはほぼフル装備のスマホです。XiaomiがRedmi K30 5Gで、最低限の妥協をして、3万円台でミドルハイ5Gスマホを作ったのに対し、OPPOはほぼフル装備の機能を搭載し、6万円のスマホ,OPPO Reno 3 Proを作り上げました。これは戦略の違いですね。
そのフル装備とやらを見ていきましょう。
CPU;Snapdragon 765G

CPUはRedmi K30 5Gでも搭載された、5G統合型チップである、Qualcom Snapdragon 765Gを搭載しています。性能としてはミドルハイのCPUなので、重いゲームをしない限り、動作に問題になることはありません。2020年初頭にはSnapdragon 865搭載スマホが各社から出始めるので、最強のCPUが必要なのであれば、もう少し待ったほうがいいかもしれません。ただ、多くの人にとっては765Gで問題はでません。

三次元液体冷却機能も搭載することにより効率よく熱をのがすことができるようなので、CPUの性能を十二分に発揮でき、熱々になる5Gの処理もスムーズに行えそうです。

5Gに関してですが、5GとWiFIを両方同時に動かすことができるようで、これにより驚異の2490 Mbps(2.49Gbps)をたたき出すことができるようです。
これは国内最速の光回線Nuro光の最大2Gbpsをも凌駕しています。これが5G時代です。正直言って、スマホでこの速度は持て余すので、PCに搭載してほしいところです。
薄い、軽い

Googleさんの翻訳いわく微妙なデザインらしいですが、このスマホの特徴はなんといっても薄いことです。ただし、カメラ部分は出っ張ってしまいました。
OPPOのReno 2シリーズはOPPO独特なポップアップカメラを搭載するなどして、分厚く(9.5mm)なってしまい、持ちにくくなってしまいました。
たいして、Reno3シリーズは薄さと軽さを追求し、女性でも持ちやすいスマホになりました。
カメラの配置の仕方や色はありきたりですが、この薄さは魅力的です。
ちなみに対抗機のXiaomiRedmi K30 5Gは8.79 mm,208g、vivo X30 Proは8.80mm,198.5gなので、このOPPO Reno 3 Proがいかに薄くて軽いのかがわかるでしょう。
軽さを追求したスマホではSHARPのAQUOS zero2がありますが、こちらは軽さではOPPO Reno 3 Proを凌駕します(なんと141g)厚さは8.8mmなので、Reno 3の勝利です。
最強4眼構成

世の中には大したことのないレンズで数を水増しして4眼にするスマホ(OPPO Reno 3は残念ながらそうだが)にあふれているが、このスマホはメイン、超広角、望遠、ポートレート(白黒カメラ)と最強構成で四眼を構成している。
メインは SONY IMX586 のイメージセンサーを搭載した4800万画素のカメラのなので美しく写真が撮れるだろうし、超広角も望遠もついているので、あらゆる場面で満足のいく写真が撮れるはずだ。
なお、手振れ補正を強くアピールしており、動画撮影においてはあまり揺れないらしい。
公式ホームページに埋め込まれている動画を見ると、ちょっと、びっくりするぐらい揺れていないので、これは気になります。
有機ELディスプレイ、画面内指紋認証、超急速充電

ディスプレイは有機ELです。android10ベースのカスタムアンドロイドColor OS7からはダークモードに対応するので、有機ELの真価が発揮されそうです。
またインカメラは3200万画素パンチホール型で左上にあります。
おまけに90Hz高リフレッシュレートなのでぬるぬるにゲームができます。完璧ですね。

画面内指紋認証搭載で、充電速度は30wと超高速20分で4025mAhの大容量バッテリーを50%充電できます。ここまで機能を見てきましたが、オフライン充電以外はすべてがてんこ盛りのスマホですね。万人が満足できるスマホです。その代わり、6万円という高めな価格になってしまいました。
日本に上陸する際はOPPO Reno Aみたいに、防水やおサイフケータイ対応にしてくれると思うのですが、それで値上げして7万円台になりそうで、それはちょっと嫌ですけど、おそらく日本発売の5Gスマホでは高コスパ端末になりそうなので、結構売れそうな端末です。
次は、OPPO Reno 3をみていきます。
なんか微妙;OPPO Reno 3
OPPO Reno 3 無印版はOPPO Reno 3 Proの劣化版です。しかし、価格はそこまで安くなっていないのであまり恩恵を感じません。正直言って微妙です。
うーん。これで、5万円はたかいな。3万円台のXiaomi Mi Note 10Redmi K30 5Gのほうが画面内指紋認証以外はスペックがいいので、薄さに興味がなければ、Xiaomi Redmi K30 5Gのほうが圧倒的におすすめです。
まとめ;OPPOは日本で5Gの覇者になれるか?
OPPOの出したReno 3 Proは薄くてフル装備で、5Gというなかなか面白い端末です。しかし、OPPO Reno 3は正直いって微妙ですね。
しかし、これはRedmi K30 5Gという対抗機種があるからこそ見える優劣でしかありません。OPPOが日本のSIMフリー端末の5Gの覇者になるには、Xiaomiの動きを見る必要があるということなのです。
Xiaomiが3,4万円でRedmi K30 5Gを日本でだしてしまえば、勝ち目はないでしょう。ただ、Reno Aのように、防水、防塵、おサイフケータイをつけて、日本仕様に合わせてこれば、Xiaomiに勝てるかもしれません。もちろん、OPPO Reno 3 Proの場合ですがね。
SONYやSHARPなどの国産スマホメーカーは5G時代に乗り遅れすぎているので、スマホ先進国の中国の流れを読んで5,6万円台で5Gを2020年中に出せなければ、2020年春以降の5Gへの移行期に大幅に出遅れ、中国スマホ企業の草刈り場になることは間違いないでしょう。
このように、5G時代の幕開けは見ていて楽しいので、今後とも当サイトは5G時代を詳細に追いかけていきます。よろしくお願いします。