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realme X3 Super Zoomは星空も撮れる光学5倍ペリスコープスマホ!realmeのロマンスマホに大注目

Realme X3 Super Xoomはrealme本気のカメラスマホrealme
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りんご
りんご

realme X3 Super ZoomってZoomがSuperなの?

android君
android君

うん、でも、他にもSuperな点があるんだ。

なんと、天体撮影までできちゃうんだ(^_-)-☆

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realme X3 Super Zoomでrealmeに惚れ直す

realme X3 Super Zoomはrealmeのカメラ特化型スマホ

realmeはOPPOファミリーの一員で、コスパスマホを中心にインドでシェアを急速に伸ばしている企業です。今回はEU市場において、2020年5月27日にカメラに特化したスマホを発表しました。

今までのRealmeのスマホはカメラ性能はスペック上は強いですが、コスパスマホにありがちな構成でした。しかし、今回は違います、なんと、5倍ペリスコープカメラが搭載されました。それだけでなく、天体撮影モードまで搭載されているのです。筆者は普通のコスパスマホは見飽きてしまったので、このような面白いスマホには興味深々です。realmeに惚れ直しました。詳細にこのスマホの魅力・スペックを見ていきます。

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realmeX3 Super Zoomのカメラスペック

Superを基調とした発表会

RealmeはSuperを基調としてこのスマホを発表しています、「Super Design・Super Zoom・Super Nightscape」などです、このうち筆者が面白いと思った特徴をピックアップして紹介していきます。

光学5倍ペリスコープスマホ搭載

光学5倍ペリスコープカメラ搭載

まずは名前にでている、Super Zoomから見ていきます。これは長方形の金色の枠で囲われて強調されています。スマホ好きの方はこの長方形のカメラユニットから、即座にペリスコープカメラだとわかることでしょう。

ペリスコープカメラの構造(Mi 10 Lite Zoom)より
競合機種のMi 10 Lite Zoomのペリスコープレンズ

このように、ペリスコープカメラはプリズムで光を曲げることで、本来であれば奥行きが必要である、高倍率な望遠レンズを薄いスマホの筐体に入れ込むことに成功しています。

このペリスコープレンズは見て分かる通りコストのかかるテクノロジーなので、通常はフラッグシップスマホにしか搭載されませんでした。しかし、時流は変わりつつあるようです、まずは、少し前にXiaomiから発売されたMi 10 Lite Zoom(詳細は別記事)です。こちらは現在359ドルで購入可能な世界最安のペリスコープレンズ搭載スマホになっています。そして、今回のrealme X3 Super Zoomです。なかなか面白いスマホ業界になってきました。

この、Realme X3 Super Zoomのペリスコープレンズは焦点距離が124mmでメインカメラ(広角)は焦点距離が26mmなので、124÷26=4.8で、光学5倍望遠です。加えてメインカメラはrealmeお得意のSamsung製イメージセンサーであるGW1による、6400万画素なので、1~5倍までの間のデジタルズームも綺麗にこなすことでしょう。望遠レンズは強力になればなるほど、3倍ズームあたりの解像度が下がってしまうのでメインカメラが高解像度のものが使われているのは素直に嬉しいところです。

最大60倍まで可能

さらに最大60倍までのデジタルズームにも対応しており、自身の周り15kmの物体をカメラのおさめることができます。もちろん、高倍率望遠レンズに必要不可欠な光学式手振れ補正(OIS)にも対応しています。

Pixel 4のような天体撮影モードに対応

天体撮影モードで重要なのはソフトウェア処理

天体撮影モードはPixel 4で登場し世間を驚かせましたが、なんと、それに続いたのはRealmeでした。コスパスマホ企業がこれを実現してしまうことに、筆者は驚きを隠せませんでした。(Googe Pixelの天体撮影モードは筆者がPixel 3で試しているのでご確認ください)筆者はPixel 3での天体撮影を気に入っているので、Realme X3 Super Zoomでの天体撮影のギミックについても詳細に見ていきます。

まず、基本的にスマホでの天体撮影において最も大切なのはソフトウェア処理です。それは、Pixelを見れば明らかでしょう。Pixelは小型のイメージセンサーでも天体撮影が可能なのでイメージセンサーのサイズはそこまで重要ではありません。しかし、大きければ大きいほど、低照度撮影に強いので、Samsung GW1のような1/1.72の巨大センサーで撮影したほうがいいことは確かです。つまり、Pixelのようなソフトウェアで大型イメージセンサーを用いた天体撮影ができるのです。これは期待が高まります。

realmeの行っている3つのソフトウェア処理

realmeが行っている、ソフトウェア処理を詳細に見ていきます。まじは、星空撮影なので当然ですが、無限遠に焦点を合わせます。そのあと、一眼レフのような大型センサーーでもないのに天体撮影を行うため、10秒の露光時間で写真を撮影します。それだけではまだまだ、星空は撮れません。その10秒露光での写真撮影を4分間繰り返します。つまり、10秒露光での写真を24枚撮影します。

ここからこの24枚の写真を使い3つのソフトウェア処理を施していきます。

まず、1つ目は、星を目立たさせることです、これにより、目にも見えないレベルの星々も明るく映し出されます。2つ目は、星の軌跡の消去です。4分間も撮影するので、地球が自転している以上星々は動いてしまいます。その軌跡によって星が点にならず線になったら残念ですね。なので、ここはソフトウェア処理で補正し、綺麗に一点の星になるように補正します。そして、3つ目は24枚の写真を使ったノイズ低減です、これにより、物凄く綺麗な天体写真を撮影できます。実際に作例を見てみましょう。

天体撮影モードの作例

なんと美しいことでしょう。天の川銀河まで綺麗に撮れています。これは素直に驚きです。新月で相当空気がきれいな場所で撮影したのでしょう。一度こういう場所にいって撮影してみたいものです。

ペリスコープカメラでも天体撮影モードを使用可能

天体撮影モードは6400万画素のメインカメラのみではなく、光学5倍ペリスコープでも撮影することができます。これで、好きな星座を撮影するのもいいかもしれません。(ただし、天体撮影モード前の真っ暗な画像しかスマホの画面にはうつらないので、好きな星座の方向にカメラを向けるのは相当難儀だと思います。)これはうれしいですね。

一般的に光学式手振れ補正は天体撮影には必要ない
image : SONY

ちなみに、このスマホにはメインカメラにはOIS(光学式手振れ補正)がないので、本当に天体撮影ができるのか筆者は疑問でしたが、どうやら、天体撮影(一眼レフ)においては、光学式手振れ補正は誤動作を防ぐために切るようなので、関係ありません。ただ、通常の夜景撮影の場合は三脚など持ち合わせてはいない場合も多いので、その場合OISがないのでそこまで綺麗な夜景は期待できないかもしれませんね。

合計五種類の夜景モードを使うことができる

ただ、realmeいわく、5種類のナイトモードによりスマホで最高の夜景が撮れるとしています。OISがないですし、realme本人が言っているので信じることはできませんが、ここまで言うのであれば期待が高まります。

インカメは超広角との二眼で最高

インカメは超広角との二眼構成で最高

realme X3 Super Zoomはインカメも強力なものが搭載されています。二眼パンチホールカメラとなっています。メインカメラは3200万画素のSONY IMX 616を搭載しており、綺麗なセルフィーも撮影できます。それだけでなく、超広角800万画素のインカメも搭載しており、広い画角でセルフィーも撮れます。これは素直に嬉しいところです。

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液晶・5G非対応などコストカット点も多数

ここまではこのスマホの面白い点を見てきましたが、realmeはコスパスマホ企業なので、もちろん、コストカット点も多数存在します。そこもしっかりと見ていきます。

(一応、述べておくと、ほかには充電速度が30wと高速なのもよい点です。)

カメラは8MP超広角と2MPマクロレンズで微妙

メインとペリスコープ以外は微妙なカメラ構成

カメラは光学5倍ペリスコープと6400万画素メインカメラ以外の二眼は微妙です。超広角は800万画素とよくある手抜き超広角カメラで、マクロカメラは200万画素とこちらも手抜きです。先ほども言いましたが、メインカメラにはOISが搭載されていません。なので、通常の動画撮影では手振れが発生します。独自の手振れ補正技術(UIS)があり、おそらく超広角レンズを用いた電子式手振れ補正でしょうが、こちらは超広角が800万画素なので厳しいでしょう。

有機ELではなく120Hz液晶ディスプレイ

液晶だが120Hzディスプレイ

有機ELはみんなが大好きなディスプレイですが、残念ながら、realme X3 super zoomには搭載していません。これはトレードオフでしょう。まず、昨今のトレンドはハイリフレッシュレートです。Poco F2 ProはXiaomiのハイエンドコスパスマホですが、その有機ELは60Hzで時代に取り残されています。しかし、90Hzや120Hzディスプレイは有機ELで実現するとなるとコストがかなりかかります。そこで、妥協案としてでるのがハイリフレッシュレート液晶です。ハイリフレッシュレートの液晶はSHARPやiPad Proがかなり前から導入しているように、有機ELで実現するより簡単で、安価なのでしょう。実際、Xiaomi Redmi K30などの安いスマホでも導入されています。

液晶と有機ELで同じリフレッシュレートであれば有機ELを選ぶのは当然かと思います。しかし、液晶のみハイリフレッシュレートとなると、話は別です。ぬるぬる感を選ぶか黒の表現・Always On Displayを選ぶかは人それぞれです。個人的にはこういう路線のスマホもあってもいいと思います。多様性ですね。

なお、液晶なので、画面内指紋認証は搭載できず、側面指紋認証となります、これもトレードオフです。

Snapdragon 855+搭載で5G非対応

このスマホは2019年下半期のフラッグシップSoCである、Snapdragon 855+を搭載しており、現行のフラッグシップSoCである865ではありません。ここもコストカットポイントです。QualcomはSDM865が5G統合モデムでないにもかかわらず、5Gチップを別途搭載することを強制しており、ライセンス料も合わせ、コストが跳ね上がってしまいます。結果、今年のフラッグシップスマホは軒並み値段が上昇し、とんでもない価格のスマホだらけとなっているのです。realme X3 Super Zoomは5Gの普及している中国で発売されるのではなく、あまり普及していないEUで発売されるので、なくてもいいと踏んだのでしょう。個人的にはこういう戦略もありだと思います。Snapdragon 855+はAntutu 51.7万点もあるので、普段の使用で問題がでることはないでしょう。

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肝心の価格は499ユーロ

価格はEUで499ユーロ

価格は12GB+256GBのモデルがEU価格で499ユーロ(約6万円)となります。EUではVAT(付加価値税)がかかるので高く感じますが、実際にアリエクスプレスなどで購入する場合は安く購入できることでしょう。なお、発表会では12GB+256GBのモデルの価格しかでませんでしたが、スペック表には8GB・128GBのモデルもあるようでそのモデルであればさらに価格が安くなることが想像できます。また、それらの情報が出れば追記します。

筆者の感想としては、realmeがカメラに本気を出した瞬間を見た気がします。今まではコスパスマホばかり作っていてロマンが足りなかったので、このような面白いスマホを出してくれたのは素直に嬉しいところです。天体撮影モードの作例がはやく見てみたいところです。

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