
realmeから5Gフラッグシップスマホが出るんだってね。
realmeってなんだっけ。

OPPOの関連企業だ、コスパブランドと考えてもいい。ちょっと前までOPPOのColor OSを使っていたくらいだ。今はそこから少し変えたrealme UIを使っている。
技術も同じ規格を用いてることも多く現在でも密接な関係を保っているようだ。
realmeはインド市場で大成功を収めており、急速にシェアを広げ現在はシェア4位だ。中国本土よりインドのほうがこのスマホも発売日が早いくらいインド市場を重視しているんだ。

スマホシェアの主戦場はインドかぁ。
最大の疑問「5G」はインドにいるのか?
インドでは5Gサービスはまだ始まっていません。なのに、もうすでにrealmeは5Gスマホを出してしまいました。
日本においてまだ一台も5Gスマホが発売されていないので、インドに先を抜かれたのかと思われますが、そんなことはありません。日本のほうが4月スタートと速いのです。
なので、このスマホの発表はrealmeのパフォーマンスでしかないでしょう。
インド初の5Gスマホと高らかに宣伝したいだけなのです。
しかし、こういう宣伝攻勢がrealmeのインドでの市場開拓を促したのでしょう。あざといです。
realme初の5GスマホはSnapdragon 765Gのミドルレンジ5Gのrealme X50なのですが、こちらは発売する目途はありません。つまり、Snapdragopn 865搭載のハイエンド5Gをあえて初で出すのはインドのガジェットオタクの心を揺さぶるためでしょう。なかなか、戦略のうまい会社です。
realme X50 Proのスペックまとめ
さて、このスマホのスペックを見ていきましょう。コスパブランドなので何が削られて安くなってるのかを重点的に見ていきます。Xiaomi mi 10シリーズと比べる向きもあるようですが、あちらはフラッグシップであり、コスパモデルではないので比較しません。比較するのであれば、XiaomiのコスパブランドであるRedmiからSnapdragon 865のRedmi K30 Proがでてからでしょう。
カメラは一見良いが…。
うれしいところはやはりメインカメラの画素数です。6400万画素のSamsung製のGW1をイメージセンサーに使っています。このセンサーは2019年コスパ最強スマホのRedmi Note 8 Proに搭載されました。
しかし、コストカットポイントも存在しており、超広角が800万画素であったり少し微妙です。OIS(光学手振れ補正)も非搭載なので手振れには弱いでしょう。
ただ、よくコスパモデルが行う、望遠を除いたなんちゃて四眼構成は行わなかったので、ここは素直に評価すべきポイントです。
パンチホールインカメに超広角を付けたのは最高ですね。Xiaomi Redmi K30はインカメの二眼目がポートレートカメラだったので、微妙でしたので、この選択は最善です。
8K録画にも非対応です。Snapdragon 865なら可能ですが、チューンしきれなかったのでしょう。
有機ELディスプレイ
Gorilla Glass 5以外は最高のディスプレイです。有機ELで90Hzハイリフレッシュレート、OPPO系統お得意の画面内指紋認証、完璧ですね。
5G周り・対応バンド
対応バンド
realme X50 Pro | docomo | au | Softbank | ||
---|---|---|---|---|---|
700MHz帯 | バンド28 | – | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎 |
800MHz帯 | バンド18 | – | – | 超重要、田舎 | – |
バンド26 | – | – | – | ||
バンド19 | – | 超重要、田舎 | – | – | |
900MHz帯 | バンド8 | 対応 | – | – | 超重要、田舎 |
1.5GHz帯 | バンド11 | – | – | △ | △ |
バンド21 | – | △ | – | – | |
1.7GHz帯 | バンド3 | 対応 | △(東名阪) | – | △ |
2.0GHz帯 | バンド1 | 対応 | 超重要 | 超重要 | 超重要 |
2.5GHz帯 | バンド41 | 対応 | – | 高速通信用 | 高速通信用 (注意) |
3.5GHz帯 | バンド42 | – | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用 |
以上のようにミリ波には非対応ですが5Gにもばっちり対応しています。ミリ波対応のスマホはフラッグシップでも少ないので順当でしょう。5G対応バンドは4つです。これで世界主要5Gバンドを網羅しているそうです。
インドでメインのスマホなのでインドでの5Gの周波数とかみあってるかが気になります。
日本の大手キャリアの4G対応バンドはSoftBank以外では微妙です。ただ、SoftBankの5G対応バンドSub6ではN77と予想されるので、5Gバンドは非対応です。5Gバンドに限れば、au/docomoはN78対応、docomoはN79対応と予想されるので、docomoが最適かもしれません。
5Gまで入ると対応バンド選びは厄介ですね。
5G三本柱である、UFS3.0、LPDDR5、WiFI6にも対応していて5Gスマホとしてコストカット点はありません。完璧です。もちろんSnapdragon 865なので完璧に5Gを取り廻せるでしょう。
65W超高速充電??
いかれてるしか言えませんね、65W超高速充電に対応しています。 なんと、35分で満充電に到達します。あな、恐ろしや。
もちろん、65WGaN充電器付属です。残念ながらインドのコンセントと形状が違うので使えません。
バッテリー容量は4200mAhです。余裕ですね。
ワイヤレス充電には非対応です。これはOPPO系のスマホ全般に言える特徴です。まぁ、これだけ速ければワイヤレス充電はいらないでしょう。
Realme X50 Proの価格まとめ
やはりコスパモデルでは価格が最も大事です。見ていきましょう。

Snapdragon 865で6万円きるのは安すぎです。こりゃ最高ですね。インド観光のついでにお買いになってはいかが?筆者はインドに行ったことがありますが、インドは頑張れば往復3万円でいけるので案外いいですよ。
なお、個人輸入はきついみたいです。現実的なところでいうと、中国版ももうすぐ発売なので中国版をAliExpressで買うのも一手ですね。グローバル版を待つのもいいかもしれませんね。
にしても、Snapdragon 865で6万円切るのはロマンに溢れますねぇ。インド人になりたい。