
Redmi Note 9Sってなんだ?なんか、Redmi Note 9ってもう出てなかった?

既にインド市場で出ている、Redmi Note 9 Proのグローバル版だ。
ぱっとみ同じだけど、よく見るとイメージセンサーが違うよ。
追記:4/30にRedmi Note 9・9 Proが新たに発表されました。記事の最後でそちらについても追記したので、興味の有る方は御覧ください。
追記:遂に日本でも販売開始Amazonで2.5万円!

Xiaomi Japanがなんとこの最強コスパスマホを日本に投入してきました、しかも、お値段は、税込み24,800円です。物凄い安いですね。これでいて、技適もあり、対応バンドはB18/26・19も対応しているので、楽天モバイルを含む全キャリアでプラチナバンドで使えます。日本向けにも海外市場とほぼ同価格で持ってきてくれたXiaomiには感謝しかありません。
コスパ市場インドで鍛え抜かれたRedmiシリーズが日本に来て簡単に購入できるようになるなんて夢みたいです。販売は6月9日からになっています。楽しみですね。
なお、上のページはXiaomi公式販路での販売ページですが、現在Amazonで検索すると、多数の輸入代行業者が持ち込んだ海外版が多数表示されます。こちらは対応バンドがソフトバンク以外はプラチナバンドに対応していないので注意が必要です。
Redmi Note 9SはRedmi Note 9 Proのグローバル版

RedmiシリーズはXiaomiのコスパシリーズです。Redmiシリーズの中でも高性能化を目指しているのがRedmi Kシリーズ(直近ではSnapdragon 865搭載のRedmi K30 Proが最高の端末)で、最高のコスパを目指しているのが、このRedmi Noteシリーズです。
Redmi Noteシリーズの売り上げのほとんどはインド市場において発生しているので、Redmi Noteシリーズの初発表はインドにおいて行われ、Redmi Note 9 Pro・Pro Maxの二機種が発表されました。そして、少し時が経ち、マレーシアでグローバル発表されました。しかし、1機種で名前もRedmi Note 9Sという違う名前で発表されました。
ただ、名前は違うものの、Redmi Note 9SはRedmi Note 9 Proとほとんどスペックは同じです。つまり、Xiaomiはインド市場向けに大げさな名前を付けていたわけです。ProとPro Maxって過大な名前ですよね。グローバル版では9sという落ち着いた名前になりました。ただ、Redmi Note 9は存在しないので、このsの意味はよく分かりません。
インド版には登場したRedmi Note 9 Pro Maxのグローバル版はまだ発表されていませんが、Redmi Note 9S+となると噂されています。9 Pro Maxのほうがメインカメラが6400万画素で充電速度も33wとより高速です。こちらに興味がありインド版を買いたくない方は9S+の発表を待つほうがいいでしょう。
なお、ほとんどが、Redmi Note 9 Pro(インド版)と同じなので重要な点のみピックアップし、ここでは細かく見ていきません。細かく見たい方は以下のインド版の発表会の様子とともに書いた記事をご覧ください。ただ、重大な違いも見つけましたのでご覧ください。
最大の特徴は高性能なSnapdragon 720G搭載

グローバル版の発表会も実際に見ましたが、まず初めにSnapdragon 720G搭載を発表して強調して述べていました、Snapdragon 720Gと聞くとQualcomの700番台のSoCの中でも弱そうに一見みえますが、実際はそうではありません。
Snapdragon 700番台の前半には、720Gのほかに730G(Redmi K30 4G、 Mi Note 10など)や730(Xiaomi Mi 9T)などがありますが、これらのantutuスコアは、720Gが282,127点に対し、730Gが279,961点、730が254,485点と、720Gが一番高くなっています。(ちなみにG付きなのはゲーミング向けなので無印版より性能が高いです)Qualcomの命名規則はさっぱりわかりませんが、720Gは数字は小さいにも関わらず、優れたSoCだということです。ちなみに、720Gは730Gよりも後に発売されている最新SoCです。ややこしいですね。
ただ、antutuのスコア的にも、性能的にもほとんど変わらないSoCをなぜQualcomが作ったのかというと、おそらくインド版GPS「NavIC」に対応させるためでしょう。これにより、Redmi Note 9 Pro(インド版)はNavIC対応になり、より正確な位置情報をつかむことが可能になりました。インド市場を重視するXiaomiはこのNacICのためにこのSoCを採用したのでしょう。
ただ、Redmi Note 9s(グローバル版)はNavIC対応はないのでこのことはあまり意味はありません。簡単にまとめると、720Gと数字は小さいけど730Gより少し性能が上回るSoCということです。
参考文献:Chip Battle: Snapdragon 730G vs Snapdragon 720G
インド版と違いRedmi Note 9SはSONY IMX586を搭載!?

てっきり、筆者はRedmi Note 9SはRedmi Note 9 Proと同じスペックだと思っていたのですが結構大きな違いが見つかりました、それはメインカメラのイメージセンサーです。

こちらは、Redmi Note 9 Pro(インド版)のイメージセンサーのスペックは、センサーサイズが1/2.25と書いてあり、4800万画素なので、間違いなくSamsung ISOCELL Bright GM2でしょう。

そして、こちらが、Redmi Note 9 (グローバル版)のイメージセンサースペックです。こちらは、センサーサイズが1/2となっており、4800万画素であれば、これはSONY IMX586の特徴です。
一般的にSONYのイメージセンサーのほうがSamsungのものより評判がいいため、普段のXiaomiであればRedmi K30のときのように、大々的に宣伝するはずですが、まったくもって宣伝しませんでした。おそらく、インド人にグローバル版のものとセンサーが違うことに気付いてほしくないからでしょう。インド人もSONY製のイメージセンサーのほうがいいですよね。
予算があれば、Redmi Note 9 Proと9Sの両方を買って比較したいところですが、まだそんなにこのブログでは儲かっていないので厳しいですー。
これは筆者の知識の範囲での考察なので、間違っていたりした場合コメント欄にてご指摘くださるとありがたいです。
【追記】
OmniVisionの4800万画素イメージセンサーである、OV48Bも同様に1/2であることに気づいたため、OV48Bである可能性もあるということを述べておきます。これは端末が手元に届き次第情報を更新します。
Redmi Note 9Sのスペック・対応バンド・価格
Redmi Note 9SはこのSnapdragon 720GとSONY IMX586と価格以外に際立った特徴はないので、スペック一覧を見ながら解説していきます。
Redmi Note 9sのスペック一覧
このようなスペックとなっています。ダメなポイントは超広角が800万画素、NFC非対応、液晶ディスプレイな点です。筆者は高性能な超広角カメラと、ヘッドホンをNFCで接続し、有機ELの黒を愛すので、この時点で選択肢から外れます。ただ、それら以外は最高の仕上がりになっています。

良いポイントはマクロカメラです。Xiaomiはユーザーから200万画素マクロレンズの性能の悪さを多数指摘され、このカメラを500万画素に向上させました。この調子で800万画素超広角も1300万画素に変えていってほしいものです。この写真のように結構綺麗に撮れるみたいです。
Xiaomi独自のIRブラスターも搭載されており、スマホを赤外線リモコンとしてTVやエアコンの操作が可能です。この機能は筆者も多用してますが、本当に便利です。他にも5020mAhの超巨大バッテリー、Galaxyのような中央配置のパンチホールインカメ、イヤホンジャック、セカンドSIMと別個のMicro SDカードスロットなど申し分のないスペックとなっています。
このように「超広角800万画素・液晶・NFC非対応」のダメな三点が気にならない方にとってはコスパ最強端末となっています。
Redmi Note 9sの対応バンド
比較の為、インド版のRedmi Note 9 Proの対応バンドも載せたので気を付けてご覧ください。
4G対応バンド
Redmi Note 9s (グローバル) | Redmi Note 9 Pro (インド) | docomo | au | Softbank | 楽天モバイル | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
700MHz帯 | バンド28 | 対応 | – | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎(au) |
800MHz帯 | バンド18 | – | – | – | 超重要、田舎 | – | 超重要、田舎(au) |
バンド26 | – | – | – | – | |||
バンド19 | – | – | 超重要、田舎 | – | – | – | |
900MHz帯 | バンド8 | 対応 | 対応 | – | – | 超重要、田舎 | – |
1.5GHz帯 | バンド11 | – | – | – | △ | △ | △(au) |
バンド21 | – | – | △ | – | – | – | |
1.7GHz帯 | バンド3 | 対応 | 対応 | △(東名阪) | まだ少なすぎ | △ | 超重要(楽天) |
2.0GHz帯 | バンド1 | 対応 | 対応 | 超重要 | 超重要 | 超重要 | 超重要(au) |
2.5GHz帯 | バンド41 | – | 対応 | – | 高速通信用 | 高速通信用 (注意) | 高速通信用(au) |
3.5GHz帯 | バンド42 | – | – | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用(au) |
4G対応バンドの詳細については別記事「実践編:対応バンド表」、「理論編:対応バンド表」、「楽天モバイルの対応バンド」をご覧ください。
5G対応バンド
5Gは非対応
5G対応バンドの詳細については別記事「5G対応バンド表:SoftBankが微妙」をご覧ください。
以上のように、SoftBank回線のみでプラチナバンドを拾い、au・docomo・楽天では拾いません。9 Proと若干の対応バンドの違いがありますが、B28は基地局数が少なく、B41はSoftbank本家、およびYmobileでしか利用できないのであまり関係はない話です。
【追記】日本版のRedmi Note 9sは全キャリアのプラチナバンドに対応しているので問題はありません。
Redmi Note 9sの価格

Redmi Note 9Sの発表会はマレーシアで行われたので、マレーシア価格が発表されました、4GB+64GBのモデルがRM799(約2万円)、6GB+128GBのモデルがRM899(約2.25万円)です。ただ、マレーシア通販は面倒なので、冒頭で示した通り、AliExpressのセールで買うのが得策でしょう。セール時であればほぼ同価格です。
追記:Redmi Note 9・9 Pro登場でRedmiシリーズが勢揃い!
4月30日にグローバル版のRedmi Note 9シリーズに2機種があらたに加わり、Redmi Note 9ファミリーが勢揃いしました。
性能も価格も「Redmi Note 9<9S<9 Pro」の順となっています。インド版との対応関係はRedmi Note 9 Pro(インド版)=Redmi Note 9S、9 Pro Max=9 Pro(グローバル版)となっています。ここ試験に出ますのでしっかり覚えておきましょう。

ちなみに、Redmi Note 9 Proのデザインは緑のみツートーンとなっており、、カメラの白囲いがなくなり、下の出っ張ってないのに黒い謎の部分がなくなりました。評判が悪かったのか。盛大な市場調査のどちらかでしょう。ちなみに、Redmi Note 9Sのデザインはインド版と同様です。

基本的にRedmi Note 9 ProはRedmi Note 9のメインカメラを64MPにアップグレードし、充電速度が18Wから30Wになっただけです。ほかはほとんど変わりせん。

Redmi Note 9は多くの変更点があり、パンチホールインカメが左上に移動し、指紋センサーが側面から背面に移りました。おまけに、SDM 720Gから、Mediatek Helio G85にダウンしました、ただ、Antutu 20万点程度あるので問題はありません。

カメラはマクロカメラが500万画素から200万画素に、インカメは1600万画素から1300万画素に弱体化されているのも残念ポイントです。
これら3機種の価格をまとめるとこののようになります。
Redmi Note 9 | Redmi Note 9S | Redmi Note 9 Pro | |
3GB+64GB | 199ドル | – | – |
4GB+64GB | – | 249ドル | – |
6GB+64GB | – | – | 269ドル |
4GB+128GB | 249ドル | – | – |
6GB+128GB | – | 279ドル | 299ドル |
しかし、はじめに述べたように、販売開始と共にセールが開始される傾向が強いので、販売開始後の価格を見ないとなんとも言えないのが、Xiaomiのスマホの特徴です。安い、高いの判断はもう少し、実態価格が判明するまで待つ方が得策です。販売開始日は公表されなかったので、早くほしいのであればRedmi Note 9Sがおすすめです。
【追記】販売開始から時間がたち2.5万円程度でRedmi Note 9 Proが購入できるようになりました。2020年6月現在最安で2.5万円程度のものを見つけました。
Redmi Note 9はNote 9シリーズ最安なだけあり、Xiaomi Official Storeで2.2万円でした。最高でした。