
vivo Z6 5Gってそんなに面白いスマホじゃないよね。なんで取り上げるの?

まあ、確かに同価格帯のミドルレンジ5Gスマホである、Redmi K30 5Gに比べて、見劣りはするのだけれど、日本での対応バンドが微妙なんだ。それに対し、このスマホは対応バンドが完璧なんだ。
日本で使える5Gスマホでは最もコスパが高いね。
ミドルレンジ5Gスマホとしては最もコスパが高い
日本ではまだまだミドルレンジ5Gスマホというのには縁遠い国ですが、中国ではすでに複数のミドルレンジ5Gスマホの発売が開始されています。中国ではすでに5Gは高いという時代は終わりつつあるのです。
それに貢献したのは、世界のQualcomです。ミドルレンジのSoCであるSnapdragon 765Gに5Gを標準装備したことで、スマホ各社がミドルレンジ5Gスマホを発売できるようになりました。
その中でもコスパが高いのは、XiaomiのRedmi K30 5G、RealmeのX50 5G、そして、このvivo Z6 5Gです。 これらのスマホは中国版なので、4GにおいてSoftBank以外にプラチナバンドにまで対応していないので、SoftBank以外の回線はダメなのですが、肝心のSoftBankの5Gバンドであるn77に残念ながらXiaomiとRealmeは非対応なため肝心のSoftBank回線で5Gが使えません。(これら5G回線については 別記事「5G対応バンド表:SoftBankが微妙」を参考にしてください)
しかーし、このスマホvivo Z6 5Gはn77対応なのでSoftBankでも使えるんです。いいスマホでしょ。
SDM865のハイエンド5Gがいいのであれば、iQOO 3という手もあります。こちらもvivoなのでn77対応です。
vivo Z6 5Gの対応バンド
このスマホは日本での5G対応が重要なので、まずは対応バンドを見ていきます。
4G対応バンド
vivo Z6 5G(中国版) | docomo | au | Softbank | 楽天モバイル | ||
---|---|---|---|---|---|---|
700MHz帯 | バンド28 | – | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎 | △、田舎(au) |
800MHz帯 | バンド18 | – | – | 超重要、田舎 | – | 超重要、田舎(au) |
バンド26 | – | – | – | |||
バンド19 | – | 超重要、田舎 | – | – | – | |
900MHz帯 | バンド8 | 対応 | – | – | 超重要、田舎 | – |
1.5GHz帯 | バンド11 | – | – | △ | △ | △(au) |
バンド21 | – | △ | – | – | – | |
1.7GHz帯 | バンド3 | 対応 | △(東名阪) | まだ少なすぎ | △ | 超重要(楽天) |
2.0GHz帯 | バンド1 | 対応 | 超重要 | 超重要 | 超重要 | 超重要(au) |
2.5GHz帯 | バンド41 | 対応 | – | 高速通信用 | 高速通信用 (注意) | 高速通信用(au) |
3.5GHz帯 | バンド42 | – | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用 | 高速通信用(au) |
4G対応バンドの詳細については別記事「実践編:対応バンド表」、「理論編:対応バンド表」をご覧ください。
5G対応バンド
周波数帯 | バンド | vivo Z6 5G(中国版) | ドコモ | au | SoftBank | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Sub6 | 3.7GHz帯 | n77 | 対応 | – | ○ | ○ | ○ |
n78 | 対応 | ○ | ○ | – | – | ||
4.5GHz帯 | n79 | – | ○ | – | – | – | |
ミリ波 | 28GHz帯 | n257 | – | △ | △ | △ | △ |
5G対応バンドの詳細については別記事「5G対応バンド表:SoftBankが微妙」をご覧ください。
このように4Gも5GもSoftBankであれば完璧で、田舎では4G、都会では5Gが使える理想的なデバイスになっています。5Gのn77対応は中国勢では現状、Huaweiとvivoしか対応していないので、グローバル版は分かりませんが、中国版の5Gスマホを買うのであれば、この二社のスマホを買うと日本でも快適に使用できます。
vivo Z6 5Gのスペック・価格
vivo Z6 5Gのスペックは普通
さてここからはスペックを見ていきます。
このように、なんか普通なスペックをしています。スペックではRedmi K30 5GやRealme X50 5Gに負けています。
こうしたコスパスマホにありがちのなんちゃって4眼構成で、超広角も800万画素だし、おまけレンズの200万画素マクロレンズとポートレートレンズで眼の数を水増ししています。

ディスプレイも液晶で最近流行りのハイリフレッシュレートはありません、最悪な点は背面指紋認証です。超微妙ですね。背面指紋認証というだけでダサいです。せっかくインカメをパンチホールにしたのにこれでは古臭さ満開です。カメラモジュールの配置の仕方はGalaxy S20そっくりです。
いい点はメインカメラの画素数と5000mAhという巨大なバッテリーと44w超高速充電ですね。それくらいです。
vivo Z6 5Gの価格
vivo z6 5Gの中国公式価格は以上の通りでものすごく安いのですが、競合のRedmi K30 5GやRealme X50 5Gもほぼ同価格でスペックが上なのであまりお得感はありません。しかし、このスマホは日本での対応バンドが素晴らしいので、安い5Gスマホを買いたいのであればこのスマホは物凄くいいスマホです。日本で使える5Gスマホでは最安です!!
なお、すでにAliExpressで販売していたので今すぐ購入が可能です。2020年3月5日現在、値段も約3.7万円と中国での正規価格とほとんど変わらないので超お得ですね。バンドも完璧な5Gスマホが4万円きるなんていい時代になりました。最新価格は以下の販売サイトでご覧ください。